スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2021.04.09

2021年4月5日(月)

私がこの番組を担当させていただいてから

この春で2年目ということで『2年目』です。

 

■今週(4/5~4/9)のテーマ:『2年目』

 

4/5(月)  『「いってらっしゃい」の1年を振り返って・・・』

 

番組のこの1年を振り返りますと、

この番組のことは、長い歴史があって光栄だけど責任重大。

でも長く続く番組の歴史の一部になれることが、とっても嬉しかったですねぇ。

 

皆さまの1日の始まりの朝。

“事故やケガがないように気をつけて。守られますように・・・”という願いを込めて

“いってらっしゃい”と伝えたいと思っています。

 

番組をやらせていただいてから、たくさんの方から“聴いてますよ!”とか

“今週はこんなお話してますよネ”といったように

全国の方が聴いてくださっているんだなぁ~と、いつも感じています。

 

また、番組の感想やご意見をメールで頂くことがあります。

これは私のインスタグラムで紹介させていただきましたが、

小学生の娘さんをクルマに乗せて毎朝、この番組を

聴いてくださってる方から、こんなメールを頂きました。

 

ある日、そのお嬢さんがおウチで“何かブツブツ喋ってるなぁ~”と思ったら

“おはようございます。はだみちこです”と、私のマネをしていたそうなんです。

 

そして、私の絵を描いて番組宛に送ってくださいましたが、

 『ちなみに娘は羽田さんの顔を知りません』と綴ってありました。

 

その絵がとっても可愛い絵でして、

ラジオの声からこんな素敵な姿を想像してくれた娘さんの可愛い気持ちに、

胸がキュンキュンした私がいました。

 

 

4/6(火)  『2年目のジンクス』

 

『2年目のジンクス』とはプロスポーツ界、

特にプロ野球で使われることが多い言葉です。

新人の年に大活躍した選手や

2年目以降でも大ブレイクした若手選手が、

次の年に成績をダウンしてしまう現象をいいます。

 

その原因ですが、以前は活躍するとその年のオフは

忙しいスケジュールに追われて、体調管理や練習時間が

取れなかったから・・・といわれていました。

ところが今の時代はオフでもスケジュールや体調を

キチンと管理して練習されているので、

それが直接の原因とは考えられないそうなんです。

 

それでも分析すると、1年目の活躍によって対戦相手のチームから、

徹底的に研究されてしまうため・・・といわれています。

逆に“自分のことを相手は研究してくるから”と思い込みすぎて、

その結果、フォームを崩して成績が落ちてしまうというケースも

あるそうです。

 

この『2年目のジンクス』と似たような言葉に、

『二落ち・二日落ち』という舞台用語があります。

舞台初日は緊張の中、無事成功に終わっても、

2日目や2回目の公演になると、思わぬ失敗や

緊張感のないお芝居をしてしまうことをいいます。

 

これって確かにあるんです!

ピーンと張りつめた糸が、初日が終わりホッとして緩んでしまう・・・ということは

私も経験しています。

 

連続ドラマでも『二落ち』、“2週目の視聴率が初回よりも落ちる”というジンクスがあります。

決して手を抜いているわけではないので、致し方ない流れというものなんでしょうか・・・ネ。

 

 

4/7(水)  『2年目の孤独』

 

『2年目の孤独』とは、社会人2年目の方に見られがちな

現象なんだそうです。

社会人1年生の場合、まだ仕事の右も左も分からないという方が

ほとんどです。

当然、不安や緊張がありますが、多くの企業では

新人研修というのがあります。

さらに上司や先輩が常に気にかけてくれて、

何かの時はフォローもしてくれます。

 

ところが2年目になると、仕事にも環境にも慣れてくることもあって、

上司や先輩も1年目の時のように面倒は見てくれなくなります。

さらに後輩となる新人が入ってくると、今度はそちらに

意識や関心が向けられます。

 

また1年目はある意味、“まっさらな状態”ですから、

仕事をどんどん吸収して成長しているのが自分でも分かります。

周りも評価してくれますしネ。

ところが2年目になると、『自分が順調に成長できているのか?』

分からなくなってきて、漠然とした不安が出てくることがあります。

そういった不安や悩みを1人で抱え込んでしまい、

その結果、孤独感を感じやすくなるそうです。

これが『2年目の孤独』というわけです。

 

1年目は順調なように見えても、2年目で急につまずいてしまう・・・

そういった状態が起こりやすいそうです。

 

新人が入って来ると、“先輩の顔”というプレッシャーかぁ~。分かるなぁ~。

ちょっとカッコつけたくもなりますしね。

 

2年目という立場は本当に辛いかもしれません。

でも自然体が一番!

素直に周りを信頼して、“分からないものは分からない”と

救いを求めるのが一番です。

そこにコミュニケーションも生まれますしネ。

2年目の皆さん、頑張ってください!

 

 

4/8(木)  『小学2年生で習うこと』

 

去年の春、ピカピカの1年生だった小学生もこの春から2年生です。

2年生になると勉強も大変になってきます。

特に算数の場合、2年生で習うことはとても大切で、

ここでつまずいてしまったことで算数が苦手や嫌いになってしまう

ケースも結構あるそうです。

 

小学2年生で習うのが『九九』です。

九九は掛け算の基本ですが、いきなり覚えることが多くなるため、

1年生の時は算数がなんとなく理解できていても、

努力も必要になってくるそうです。

 

m(メートル)やcm(センチメートル)、mm(ミリメートル)といった  

長さの単位を学ぶのも2年生からで、定規を使って線を引いたり

測ったりします。

 

数を縦に並べて書いて足し算や引き算を計算する

筆算(ひっさん)も2年生で習います。

その時、繰り上がりや繰り下がりがあると、頭が混乱して

間違ってしまうお子さんも少なくないそうですよ。

中には“どうして筆算しないといけないの?”と

疑問に感じてしまう場合もあるそうです。

 

分数も今は2年生から習うそうです。

昔は4年生からだったそうなので、ビックリしますよネ。

2年生で習うのは『1/2』や『1/4』といった、分数の基礎だそうです。

 

今は何でも早くなっているんですネ。

でも2年生で算数が嫌いになっちゃうと、

その先長くて大変です。

私の場合、九九は父や母がお風呂の中で繰り返し繰り返し教えてくれて、

いつの間にか覚えました。

“歌うようにリズムで覚える”のをオススメです。

 

 

4/9(金)  『私・羽田美智子の女優業2年目』  

 

私の女優デビューは1988年ですので、2年目は1989年。

時代が昭和から平成へと移り変わった年です。

この年、連続ドラマに3本も出演させていただきました。

    

1本目は『パンは焼きたて』というドラマで、岸本加世子さんや平田満さん、

秋本奈緒美さん、室井滋さんといった方々が出演されていました。

何もかも初めて見る世界で、今までテレビの中で見ていた方たちが

目の前で動いているのを見て、緊張したことを思い出します。

 

2本目は『ヒラナリ君ナリヒラ君』というドラマで、

柳沢慎吾さんや野々村真さんが出演されていました。

『平成』と書いて『ヒラナリ』、『成平』と書いて『ナリヒラ』。

2人の男性が主役で、トイレを売るお仕事をしている設定で、

お二人にはとっても親切にしていただいた思い出があります。

 

3本目は『ホテル物語・夏!』というドラマで、

すまけいサンと山下真司さん・国生さゆりサンが親子役で、

他にも、宮崎ますみサンや石黒賢さんといった方々が

出演されていました。

毎回、ゲストの方も出演されていて、初回は浅野ゆう子さんでした。

 

業界用語が全然分からなくて、『ドライ』とか『ランスルー』、

『押してます』、『巻いてます』、『早飯』、『テレコ』など

私に業界用語を教えてくれたドラマでした。

 

≪注釈≫

☆『ドライ』。『ドライリハーサル』の略。

スタジオでそれぞれの位置関係を確認するため、

カメラを回さずに始めから終わりまでするリハーサルのこと。

 

☆『ランスルー』。本番とほぼ同じように行う通し稽古のこと。

 

☆『押してます』。当初の予定時刻よりも開始が遅れること。

 

☆『巻いてます』。予定された時間よりも早めに進むこと。

 時間が足りない場合に、進行や会話内容を割愛して進めること。

 

☆『早飯』。通常より早めの時間に食事をすること。

 

☆『テレコ』。『あべこべ』、『食い違い』のこと。

上下、左右、順序などが互い違いになること。

 

 

■今週の感想 

 

私がこの番組を担当させていただくようになったのが、去年の4月で

この週から2年目ということで『2年目』というテーマでお送りしました。

 

番組でもお話しましたが、自身を持って楽しく放送ができるように

頑張っていきたいと思います。

2年目、ファイトです。

2年目の『羽田美智子のいってらっしゃい』をどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

【お知らせ② 次週(4/12~)からのテーマ】

 

春を代表する味覚の1つ、『タケノコ』です。

 

 

【お知らせ③ 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

 

 

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/