私も愛用しています!『コンタクトレンズ』についてです。
■今週(3/1~3/5)のテーマ:『コンタクトレンズ』
3/1(月) 『コンタクトレンズのメリット・デメリット』
コンタクトレンズの場合、着けていても顔の印象が変わらないのが
大きな特徴の1つです。
逆にメガネからコンタクトレンズに変えることで、
見た目のイメージもファッションの幅も大きく変わってきます。
またレンズに度が入っていない『伊達メガネ』を
ファッションアイテムにできるのも、コンタクトレンズだからこそです。
日差しが強い真夏などにサングラスをされる方、
いらっしゃるかと思いますが、コンタクトレンズの場合、
そのままかけることができますよネ。
それに対してメガネの場合、『度付きサングラス』にするか、
メガネの上にサングラスの機能を持つ『クリップオン』を
着ける必要があります。
他にもコンタクトレンズには『メガネよりも視界が広い』、
『マスクをしている時や食事の時、息や湯気で曇らない』、
『運動の時に邪魔にならない』といったメリットがあります。
逆にデメリットの1つが『お手入れ』です。
メガネの場合、特別なケアは必要ありません。
それに対して、コンタクトレンズはキチンとしたケアが必要です。
『1day』のコンタクトレンズでしたら使い捨てができますが、
『2week以上』のものは保管が必要です。
また目に直接着けて使いますので、ケアが不十分だったり、
間違った使い方をすると 目の病気の原因になってしまいます。
私は強度の近視で、メガネやコンタクトレンズがないと
生きていけないのですが、コンタクトレンズの愛用歴がなんと!
40年になりました。
3/2(火) 『コンタクトレンズの歴史』
コンタクトレンズの原理は1508年、
レオナルド・ダ・ヴィンチさんによって発見されたそうです。
『モナ・リザ』や『最後の晩餐』で知られる、あのダ・ヴィンチさんです。
ある時、ダ・ヴィンチさんは丸い形をしたガラスの容器の中に水を入れて、
顔をつけて目を見開いたところ、
外の景色が違って見えることを発見しました。
このことからダ・ヴィンチさんが
“コンタクトレンズの原理の最初の発見者“と考えられています。
しかし実際にコンタクトレンズが作られたのは、
ダ・ヴィンチさんの発見から300年以上経った1888年です。
スイスの眼科医、オーゲン・フィックさんが
ガラスでコンタクトレンズを作って、近視の自分の目に入れて
視力を矯正する実験をしました。
しかし着けた感じが悪くて、目が充血してしまったそうです。
オーゲン・フィックさんはこの実験のことを
『Eine kontactbrille(アイネ・コンタクトブリレ)』という本に
書き記しました。
『アイネ・コンタクトブリレ』とは簡単に言いますと
“装着メガネ”という意味で、この『コンタクトブリレ』から
現在の『コンタクトレンズ』という名前ができたそうです。
その後、様々な改良の結果、1938年にはアクリル樹脂でできた、
透明なプラスチック素材を使ったハードコンタクトレンズが登場しました。
これをキッカケに、コンタクトレンズが一般に広まっていきます。
へぇ~、ダ・ヴィンチさんの発見から始まったんですネ。
“ガラスのレンズを目に入れて・・・”って、聞くだけで痛いですネ。
でもこうした方々の身を投げ打っての試行錯誤の結果、
今私たちはその恩恵を受けているんですよネ。
3/3(水) 『日本のコンタクトレンズの歴史』
1949年(昭和24年)、眼科医で名古屋大学の
講師をされていた水谷豊さんのもとに、
1人の高校生がやって来ました。
その高校生は目の角膜の病気で、視力がとても低下していました。
メガネでは矯正が難しかったそうで、そこで水谷さんは
“目にはめるレンズ”を作ることを思いつきました。
そして研究の結果、1950年にプラスチック素材でできた
コンタクトレンズを作って、その高校生に着けてもらったところ、
視力が回復したそうです。
こうした功績から水谷さんは“日本のコンタクトレンズの父”と呼ばれ
1958年には『ニチコン』を創業されます。
水谷さんと同じように日本のコンタクトレンズの発展に
大きく貢献されたのが、田中恭一さんです。
田中さんは名古屋の老舗のメガネ屋さんで働いていた時、
アメリカ人の常連客の方からコンタクトレンズの存在を知って、
独学で製造に取り組みました。
そして試行錯誤の結果、1951年には角膜だけを覆うコンタクトレンズの
開発に、日本で初めて成功します。
そんな田中さんがのちに設立したのが、現在の『メニコン』です。
水谷豊さん、田中恭一さん。
このお二人によって、日本でもコンタクトレンズが一般化されました。
今からおよそ70年前、日本に初めてコンタクトレンズが誕生したんですネ。
『メニコン』は私も大変お世話になった会社です。
コンタクトレンズがなかったら、重たいメガネを今もかけていたのかと思うと、
本当にありがたいなぁ~と思います。
3/4(木) 『コンタクトレンズの種類』
コンタクトレンズには『ハード』と『ソフト』の
2つのタイプがあります。
『ハード』の場合、乱視の矯正に優れています。
またレンズの大きさが黒目より小さいので、
まばたきした時、レンズがよく動いて、
涙の交換がスムーズになります。
その結果、角膜に酸素を通しやすくなります。
他にも目にゴミが入った時、すぐに気づいて外せるので、
目の異常を早期発見できます。
デメリットは慣れるまでに時間がかかることです。
『ソフト』はハードレンズの強い異物感を改善するために、
水分を含む柔らかい素材を使って作られました。
黒目より大きいサイズでとても柔らかいので、違和感が少なく、
初めてコンタクトレンズをされる方や
スポーツをされる方に適しています。
『ソフト』にはケアが不要な“使い捨て”タイプもあります。
『1day』とか『2week』などがありますよネ。
『ソフト』のデメリットは『ハード』と違って、目にゴミが入って
眼球に傷がついてしまっても気づくにくいそうです。
その結果、目の障害につながる可能性も出てくるそうです。
また“使い捨て”タイプの場合、『ハード』に比べて
費用がかかってしまうことが多いそうです。
私はずっとソフトを使っています。
はじめにハードを入れたら、痛くて痛くてたまりませんでしたから。
そして今は『1day』を使っています。
お手入れしなくてイイっていうのは、
本当に便利でありがたいものです。
3/5(金) 『コンタクトレンズで大切なこと』
コンタクトレンズは目に直接着けますので、
日頃のケアがとても大切です。
レンズに汚れがたまるとレンズの寿命が短くなったり、
着けた時の違和感が大きくなります。
また目に悪影響を及ぼすケースもありますので、注意が必要です。
“使い捨て”タイプの場合、いつでも新鮮なレンズが着けられますが、
使用期間を守らないケースというのが結構あるそうです。
特に枚数が残り少なくなって、次に眼科のお医者さんに行くまでに
足りない時、ついつい使用期間よりも長く着けてしまうそうです。
その結果、目のトラブルにつながったケースも少なくないそうです。
また、使用期間には個人差があるそうです。
特に長期間使えるタイプの場合、事前に必ず眼科のお医者さんに
着けても大丈夫かどうか?を確認すると良いそうですよ。
そして目の健康を守っていくためには、
コンタクトレンズとメガネを上手く使い分けることも大切です。
コンタクトレンズを着けている時、目が疲れたり、ゴロゴロするなどの
違和感があった時、外さずにそのまま続けると、
目のトラブルにつながる可能性があるそうです。
その場合、コンタクトレンズを外してメガネに替えると良いそうです
普段からメガネも持ち歩く習慣をつけておくと、外出した時に
何かあっても、すぐにメガネに替えることができます。
確かにそうですよネ。
私もクルマの中に常にメガネは入れてありますが、
目にトラブルがあると本当に困りますもんネ。
普段酷使している目に感謝をして、
今日はホットタオルで目を温めて目の疲れをとってみるというのは
いかがでしょうか?
■今週の感想
番組でもお話したように、私は強度の近視のため、
コンタクトレンズは欠かせません。
コンタクトレンズには本当に感謝しています。
でも、あまりに当たり前のように使っていると、
レンズの状態の確認とか、つい忘れがちですよネ。
着ける前には必ずレンズの状態を確認してくださいネ。
それと使い捨ての場合、残っている枚数の確認も大事です。
私も常に気をつけています。
ハードを使われている方の場合、
この時期、特に花粉症の方は大変だそうなんですネ。
上手にメガネと使い分けていただけたら・・・と思います。
そして引き続き、コロナの予防に一緒に努めていきましょうネ。
【お知らせ② 次週(3/8~)からのテーマ】
言った人も言われた人も幸せな気持ちになれる
『ありがとう・感謝の気持ち』についてです。
【お知らせ③ 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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