良い香りって、心を落ち着かせてくれますよネ。
私も愛用している『アロマ』についてです。
■今週(4/13~4/17)のテーマ:『アロマ』
4/13(月) 『アロマとは』
『アロマ』には『良い香り』、『良い匂い』といった意味があります。
『アロマの香り』といった言葉がありますが、これですと
『香り』の意味が重なってしまいますので、実は間違いなんです。
『アロマ』という言葉ですが、ギリシャ語が語源で、
元々は同じ香りでも『植物の香り』の意味でしたが、
現在では広く『香り全般』を意味する言葉となっています。
アロマの歴史はとても古くて、紀元前3000年頃の古代エジプトでは
医療や宗教の儀式に使われていた・・・と考えられています。
”世界三大美女”の1人に、古代エジプトの女王『クレオパトラ』がいます。
クレオパトラはジャスミンやローズで作ったオイルを、
身体の部分ごとに塗り分けて、美しい香りを漂わせていたそうです。
はるか昔から、人は香りとともに生活してきました。
それは人類の祖先が大自然の中で”火”と出会ったことに始まります。
貴重な火を絶やさないように、草や木を集めて燃やし続けていたところ、
ある時、煙と一緒にとても良い香りがしてきたそうです。
その香りは人の心をいやしたり、気分をスッキリさせたり、
時にはやさしく眠りに誘うといったように、
さまざまな効果をもたらしてくれたそうです。
このように香りは私たちにとって、
暮らしを豊かにしてくれるものでもあります。
実はこのスタジオでも、アロマを炊いています。
アロマを日常に取り入れることをオススメしています。
4/14(火) 『アロマセラピー』
『アロマセラピー』という言葉ですが、
『良い香り』を意味する『アロマ』と、『病気の治し方』、
『治療の方法』という意味の『セラピー』からなる造語です。
この言葉が誕生したのが1930年代ですから、
アロマの歴史と比べるとまだ浅いです。
『アロマテラピー』という言葉もありますが、
『アロマセラピー』は英語から、
『アロマテラピー』はフランス語から日本語に表わしたものです。
アロマセラピーには、さまざまな効果を持つハーブ(薬草)から採りだした
天然素材100%のオイルを使います
このオイルのことを『エッセンシャルオイル(精油)』といいます。
”とても良い香りがする成分”を含んでいます。
エッセンシャルオイルは”香り”の他に
”薬としての効果が期待できる成分”もたくさん含んでいます。
こうしたエッセンシャルオイルを利用して、
心と身体を健康な状態に導く自然療法がアロマセラピーです。
エッセンシャルオイルは、お肌に直接使うことが出来ます。
その場合、原液のままですと刺激が強いため、
必ず薄めて使うことが大切です。
またお肌に合わない場合もありますので、注意が必要です。
天然素材100%のオイルとはいっても、飲んだり、
うがいに使ったりすることはオススメしていないそうです。
4/15(水) 『アロマオイル①』
『アロマオイル』という言葉には
天然素材100%のエッセンシャルオイルだけでなく、
人工的に作られた香料を使った『フレグランスオイル』や
『ポプリオイル』なども含まれています。
そんなところから”香りのあるオイルの総称”として
『アロマオイル』という言葉が使われているそうです。
こうしたアロマオイルの楽しみ方にはいろいろあります。
例えば『アロマを焚く』という言葉がありますが、
この場合、多くは”熱を加える”という意味です。
その際、よく使われるのが『アロマキャンドル』や『アロマポット』、
”香りを拡散させる器具”『アロマディフューザー』などがあります。
どれもキャンドルやランプ、または電子機器の熱によって
アロマオイルを温めて香りを楽しみます。
他にも、アロマオイルの入った小さな瓶に『リード』と呼ばれるスティックを
何本か入れておくだけの『リードディフューザー』などがあります。
それぞれいろいろメリットやデメリットがありますが、
とても手軽にアロマを楽しめる!と人気なのが
『アロマディッシュ』です。
丸い筒の形をした小さな木の、上のくぼみの部分が
お皿のようになっていて、そこにアロマオイルを垂らすだけで、
香りが楽しめるというモノです。
他にも何もなければティッシュに垂らして、
空気に拡散させるだけでも、一瞬お部屋が良い香りになります。
ちなみに私は丸い筒型の『アロマディフューザー』を使っています。
それを持ち歩いて、いろいろな場所で使っています。
4/16(木) 『アロマオイル②』
『アロマオイル』は大きく分けると6つの種類があります。
バラやラベンダーなどの『お花系』、
ミントやローズマリーなどの『ハーブ系』
オレンジやグレープフルーツなどの『柑橘系』
サンダルウッドなどの『樹木系』
ヒノキやユーカリなどの『樹脂系』
ショウガやブラックペパーといった『スパイス系』です。
どれもそれぞれ香りや特徴、期待される効果が違いますので、
その時々に合わせてお選びください。
とはいっても、たくさんの種類がありますから、
どう選んでイイのか?難しいですよネ。
そんな時は『好きな香りを選ぶ』というのが一番良いそうです。
オイルの成分や効果は確かに大切ですが、
嫌いな香りでは絶対にリラックス出来ませんよネ。
アロマオイルを選ぶ時は”その香りが好きかどうか”が
まずは大事だそうです。
100%天然素材のエッセンシャルオイルの場合、
アロマセラピーの専門店でお求めになるのがイイそうです。
専門店の場合、知識が豊富な販売員の方がいますので、
選び方や使い方などいろいろ相談されると安心です。
私の場合、アロマオイルを選ぶ時は
ミントやローズマリーなどの『ハーブ系』と
オレンジやグレープフルーツなどの『柑橘系』をミックスして
使うのが好きです。
爽やかで、まるでお花畑にいるような香りになります。
風邪の季節にはユーカリやニガウリ、ティートゥリー
サッパリした殺菌効果が期待されるものを使っています。
アロマを始めたいと思われた時、迷ったら『ラベンダー』を
オススメします。
4/17(金) 『ラベンダー』
ラベンダーは爽やかで、フローラルな香りが特徴です。
古代ローマ時代から殺菌や抗菌の効果があるとされ、
皮膚の炎症を抑えるのにも使われたことから、
お薬として扱われてきました。
ラベンダーの効能には、こんなエピソードがあります。
『アロマセラピー』の名付け親とされる、
フランスの科学者・ガットフォセが、
実験中に手にヤケドをしてしまいました。
すぐにラベンダーのエッセンシャルオイルに手を浸したところ、
傷の治りが良かったそうです。
それをキッカケにガットフォセは、
アロマセラピーの研究に乗り出した・・・といわれています。
ラベンダーの香りは心を落ち着かせて、
リラックスさせてくれることでも知られています。
イライラやストレスが溜まった時、不安な気持ちの時、
なかなか眠れない時など、とても効果が期待されています。
さらにラベンダーの香りには、
自律神経を整えてくれる効果があるといわれています。
そのため頭痛や腹痛、生理痛や筋肉痛、神経痛といった痛みを
和らげてくれる効果が期待できます。
私の親友のアロマセラピストが
”旅先に1本しかアロマを持って行くことができないとしたら
何を持って行くか?”という話になった時、
その親友は即座に”ラベンダー”と答えました。
それ位、ラベンダーは便利な1本です。
■今週の感想
今週から毎週1つのテーマでお送りします。
その最初のテーマを私も興味深い『アロマ』にさせていただきました。
私は数年前に、アロマセラピストの資格を取りました。
普段の生活にアロマを取り入れることで、
病気を未然に防ごうとする効果を期待しています。
お仕事先でもアロマを炊くことがありますが、
そうすると男性も女性も”良い香り”と言ってくれます。
それによって仕事場の緊張がほぐす・・・という効果も
期待できます。
皆さんも日常の生活に、上手にアロマを取り入れてくださいネ。
【お知らせ① 次週(4/20~)からのテーマ】
人には誰にも”思いやりの心”があります。
そんな『人を思いやる気持ち』について・・・
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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