4/6から私・羽田美智子が、この番組をお送りします。
朝の忙しいひととき、よろしければお付き合い下さいネ。
そこで”はじめまして”の意味も込めて、
私・羽田美智子についてです。
■今週(4/6~4/10)のテーマ:『羽田美智子にまつわるあれこれ』
4/6(月) 『朝の過ごし方』
この時間、まず起きたら窓を開けます。
そして、空を見ます。きょうの地球にごあいさつをします。
”おはよう、地球さん”と言います。
それから、空気を中に入れてお掃除を始めます。
これが気持ちイイんです。
その間に、時間がある時は土鍋でご飯を炊きます。
前の日にお米を漬けておくんですけど、
土鍋でご飯って、簡単に炊けるんです。
10分から15分蒸しあげたところに、火を止めて、
その間にお洗濯をしたり、お味噌汁やおかずをつくったりして、
朝ごはんの準備をします。
そして、時間に余裕がある時は体操をします。
軽く柔軟体操をしたり、ちょっと筋トレをします。
腕立て伏せを30回、『プランク』というインナーマッスルを鍛える運動をして、
だいたい20分くらい運動している間に、ご飯がちょうど美味しく炊けてます。
お味噌汁は、大先輩の伊東四朗さんから頂いたお味噌を使っていますが、
これが本当に美味しくて・・・
ご飯とお味噌汁と、自分でつくったぬか漬けがあれば、それで十分です。
ひとつご紹介したいのが、時短料理の『ブリの照り焼き』です。
ブリに軽く小麦粉をまぶして、オリーブオイルで両面を焼いて、
そこにおろしショウガをちょっとのせて、
福岡の『庄分酢』の『万能くろ酢たれ』をまぶすと、
たった5分で『ブリの照り焼き』ができます。
こうした朝ごはんが、私の元気の源です。
※『庄分酢』 https://shoubun.jp/
4/7(火) 『大切な故郷・茨城について』
私が生まれ育ったのは茨城県の水海道市という所で
現在の常総市です。
私はここに高校卒業するまで住んでいました。
私が小さい頃、町には1軒だけ『宝来館』という、
小さなレトロな映画館があったんです。
そこで映画を見たことが、現在の『女優』というお仕事に触れた
最初の一歩でした。
そんな私ですが、上京した時、実を言うと『茨城出身』というのが
ちょっとコンプレックスだったんです。
何日かしたある日、スーパーに並んでいるお野菜を見たら
懐かしい文字が書いてあったんです。
そこには『鉾田市生産』とか『つくばみらい市生産』って書いてあって、
それを見た瞬間、”茨城って東京の人のお腹を満たしているんだ”
”茨城は東京の台所なんだ!”と分かって、
何かちょっと誇らしい気持ちになったんです。
私の知ってるおじいちゃん、おばあちゃんがつくっている物が
みんなのお腹を満たしているんだ!と思えた瞬間でした。
茨城って東京から決して遠くないのに、今も方言があるんです。
何で東京から近いのに、方言が抜けないのかな?って
昔は思ってたんですけど、今は”自分たちの文化を守り続けてるんだ!”と
”それって結構スゴイことなんだ!”って思うようになったんです。
それ以来、誇りを持って堂々と『茨城県出身です!』と言えるようになり、
地元を愛する人になりました。
そして、今では『いばらき大使』、『常総ふるさと大使』を務めています。
茨城はここ数年、いくつもの大きな災害に見舞われていますが、
『災害に負けない、安全安心な県であって欲しい』
そして『東京の人のお腹を満たす台所であって欲しい』と願ってます。
4/8(水) 『上京物語』
私は茨城の高校を卒業後、東京の短大への進学で上京しました。
私には二人の兄がいますが、二人とも当時、上京していたんですが、
上の兄は就職で会社の寮に入ったので、
真ん中の兄と一緒に東京で暮らし始めました。
この時、初めて実家を離れたのですが、兄がいたので、
淋しさとか不安は、まったくありませんでした。
でも、親の有難みをすごく感じて、
これまで何でこんなことをやってくれてたのかな?と
しみじみと思うようになって、
やっぱり若いうちに親元を離れるって、イイことなんだなと思いました。
最初に暮らした所は、同じ東京でも都心からちょっと離れていて、
目の前には畑がいっぱい広がっている所でした。
その当時、お隣の部屋に住んでいた方とは、今でも交流があるんです。
赤ちゃんがいるご夫婦だったのですが、ある雨の降る日、
奥様から突然、”主人を迎えに行きたいから、
この子を見ててもらってイイかしら?”と頼まれたんです。
赤ちゃんだったのでちょっと不安だったんですけど、
”イイですよ”と言って赤ちゃんを預かって、
大泣きする赤ちゃんをあやしながら、帰って来るのを待ってたんです。
そのことがあってから、そのご夫婦とはすごく仲良くなって、
”お兄さんとふたり暮らしなら、ごはんつくってあげるから
食べにおいでよ”と言われて、毎日食べさせてもらって、
最後には食費を入れるようになって、奇妙な5人暮らしが始まりました。
その住まいを離れて年月も経つと、次第に連絡を取らなくなって
疎遠になっていたのですが、数年前、私が出演するドラマのロケ地の
手配に関わった方が何と!その方の親戚だったんです。
そのご縁から、奥様と当時、赤ちゃんだった娘さんと
30年ぶりぐらいに再会して、またお付き合いが始まりました。
皆さんもこの春、こういう出会いがあるとイイですネ。
4/9(木) 『新人時代』
私は短大を卒業してから、芸能界の道を進みました。
スタートは旅行会社のキャンペーンガールで、
その後、映画やドラマに出演する機会をいただきました。
でも最初の頃はホント演技が下手で、
たくさんの方に迷惑をかけていました。
最初に抜擢されたドラマでは撮影中、監督さんたちから
罵声というか怒声を浴びせられて、
初めて人からあんなに怒られたなぁ・・・という経験をしました。
例えば”誰だ、こんなに使えない女優を寄こしたヤツは!”とか
”できないんだったら帰れ!”ということを初めて人に言われて、
毎日、歯を食いしばって、ついていかないといけない・・・と
必死にやっていました。
その時、監督さんたちは何も出来ない私に、
叱咤激励するつもりで言ってくださっているのは、
よ~く分かっていて、だから”負けるもんか!””泣いたら負けだ”という思いで
歯を食いしばって頑張っていましたが、そんな時、やさしい先輩たち、
当時ドラマでご一緒だった阿藤快さんや山下真司さん、
石黒賢さんから”お前ばっかり、こんなに怒られることないんだよ”
”今度怒られたら庇ってやる”と、やさしい言葉をかけてくださった時、
”お願いだから、やさしくしないで。あふれちゃう”と思った瞬間、
涙がこぼれてきて、トイレに駆け込んで泣いてました。
今でもそのスタジオに行くと、身が引き締まるというか
初心に帰る思いがします。
でもこれって私だけじゃなくて、今もドラマで共演している
井ノ原快彦さんや津田寛治さんも、
”オレたちも撮影スタジオのトイレで泣いたよ”と言ってました。
”石の上にも三年”。頑張っていればきっとイイことがあります。
4/10(金) 『好きな言葉・大切にしている言葉』
『決して叱るな、自分の来た道。決して笑うな、自分の行く道』。
自分より若い人を見て、”何で気づかないんだろう”と思って
怒りたくなる時って、あるかと思いますが、
そういう時に”自分も通って来た道じゃないか”というふうに
自分が来た道を思い出して、
『決して叱るな。叱る前に教える気持ちを大切にする』という言葉です。
『決して笑うな、自分の行く道』とは、自分よりも先輩を見て、
例えば”モタモタしてるなぁ”と思ってしまった時、
”これから自分もこの道を行くんだなぁ”という思いで、
笑うのではなく、”先輩たちが示してくれているんだ”と思って、
やさしく見守るという教えの言葉です。
みんな人間一緒なんだなと思うことで、他者の中との境界線を取り去る
大切な言葉だと思っています。
そしてもう1つ。『良き思い出は心の宝。
心の宝を作っていただくことこそ、おもてなしの心』。
これは、私が出演した『花嫁のれん』というドラマの中で、
野際陽子さんがよくおっしゃっていたセリフです。
野際さんは老舗旅館の『大おかみ』。
私は『女将さん見習い』という役でした。
野際さんが亡くなられた時、お別れの会で、最後にこの
『良き思い出は心の宝。
心の宝を作っていただくことこそ、おもてなしの心』という言葉を
みんなで一緒に言って、『野際さん、ありがとう』と締めくくりました。
このドラマ『花嫁のれん』ですが、
ミャンマーでも放送されていて、
そのご縁で今年1月、私はミャンマーで行われた
『国際ドラマフェスティバル』というイベントに、招待していただきました。
そこで改めて、野際さんと今も一緒にいられる世界があることに
心から幸せを感じました。
■今週の感想
今週は最初の放送ということで、私・羽田美智子について
いろいろお話させていただきました。
次週からは1つのテーマでお送りします。
私はラジオが大好きで、家でもよく聴いています。
ラジオは何かしながら聴けるのがイイですよネ。
でもこうやって自分がラジオで話すとなると、
こんなにも大変とは・・・(汗)
どうぞ長い目でお付き合いのほど、よろしくお願いします。
【お知らせ① 次週(4/13~)からのテーマ】
私も愛用している『アロマ』について・・・
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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