2017年2月

  • 2017年02月24日

    誰でも一緒に映画が楽しめます!

    以前、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で
    目の不自由な方が映画を楽しむ時の、音声ガイドについてレポートしました。
    (レポートの内容は こちらです。)


    目の不自由な方が映画を楽しむためには、
    セリフや音楽だけでなく、
    人物の表情や情景を説明する音声ガイドが必要なのですが、
    今までは、音声ガイド付で上映される作品や映画館、上映回は限られていました。

    最近、スマートフォンで音声ガイドを再生できるアプリができ、
    音声ガイド付きの映画が、より気軽に楽しめるようになりそうなんです。

    Screenshot_20170224-093922.jpg これは、UDCastというアプリを使ったもので、
    映画や放送等の「音声」をスマートフォン等に聞かせると、
    事前にアプリにダウンロードしておいた字幕や音声ガイドが再生されます。

    UDCastを使うと、音声ガイドを個人のスマートフォンで再生できるので、
    特別な設備がなくても、全ての映画館で音声ガイド付きの上映が可能になります。

    目の不自由な方だけでなく、字幕や手話、外国語の再生もできるので、
    データや環境整備がされれば、耳の不自由な方や外国の方にも対応できます。

    字幕や多言語放送は、
    美ら海水族館や山梨県立リニア見学センターで導入されているそうです。
    (映画館での字幕の表示は、メガネ型端末で観るそうです。)


    UDCastを使って音声ガイド付き映画を楽しむためには
    事前のダウンロードなどが必要ですので、
    もっと詳しく知りたい方は、ぜひHPをご覧ください。
    http://udcast.net/
    お問い合わせ窓口 0120-291-088
    メール support@udcast.net

    現在上映中の作品で、対応しているものも、HPに載っています。
    今後、対応する作品も、さらにどんどん増えていくそうです!



    さて、今回、私が観てきたのは、
    ロングラン上映となっている『この世界の片隅に』。

    s-DSC_1357.jpg 予告編の最中からUDCastのアプリを起動して、スタンバイ。
    制作会社の名前が映る初めのカットから、音声ガイドが始まります。
    音声に同調するので、ずれることなく音声ガイドが流れます。

    スマートフォンから繋いだイヤフォンで、
    映画の上映中、快適に音声ガイドを聴くことができました。


    音声ガイドは、情景を説明して情報を補ってくれ、
    注目すべきところを教えてくれるので、
    解説を聴いたり、感想を言い合ったりして映画を観ているようで、
    ただ観ている時以上に楽しむことができます。

    アニメ映画なので、タッチの違いに触れたり、
    エンドロールの後ろに描かれたイラストにも説明があったり。
    言葉にしてもらうと、何となく感じていることが鮮明になります。

    また、映画に出てくる軍艦や戦闘機の知識もないので、
    固有名詞を補ってくれるのも勉強になりました。


    もう公開から時間が経っているので今さらではありますが、
    作品自体も、各方面からの高い評価が頷ける、素晴らしい映画でした。
    ストーリー、描きこまれた背景、アニメの特性を最大限生かした演出など、
    全ての調和が取れていて、物語に引き込まれました。

    戦争を扱った映画ではありますが、つらい場面が続くことはないので、
    まだ観ていない方がいらっしゃれば、ぜひ観ていただきたいです。



    *映画『この世界の片隅で』で主人公すずを演じたのんさんが、
    ラジオ ビバリー昼ズ」の2月22日のゲストでした。

    放送から1週間、radikoのタイムフリーで聞くことができます。
    ぜひこちらからradikoにアクセスしてお聴きください。

  • 2017年02月23日

    大手町の「よいまち」、本日オープン

    今日、オープンした大手町の
    「ホトリア Shops & Restaurants ~よいまち~」に行ってきました。

    飲食店16店舗などが、
    大手町タワー・JXビル、大手町パークビルディングの1階と地下に集まっています。

    DSC_1371.jpg DSC_1361.jpg オープン初日ということもあって、オープン祝いのお花もずらっと並び、
    ランチタイムは、たくさんの人でごった返し、長蛇の列が各店舗にできていました。


    「よいまち」の特徴は、地下1階に3か所設けられた「たまり場」。
    夜になると、複数店舗の料理を同時に楽しめる立ち飲みゾーンになるそうです。

    DSC_1364.jpg
    DSC_1365.jpg 色んなものを持ち寄ってわいわい飲むと、
    お店で飲むのと、また雰囲気が違って楽しそうですよね。


    今日は、たくさんのお店の中から、呼び込みのお姉さんに誘われて、
    「肉匠の牛たん たん之助酒場」で、
    ひろたみゆ紀さんと牛たんシチューを食べてきました。

    DSC_1368.jpg ぜいたくなランチ、
    美味しいシチューとテールスープにご飯がどんどん進んでしまい、
    ご飯のお代わりが自由だったので、
    お腹いっぱいになるまでいただきました。

    他にも、佐賀地酒とジビエのお店や、北海道のウニのお店など、
    気になるお店がたくさんあるので、また行ってみようと思います。

    土日祝日は、お休みのお店もあるようですので、
    詳しくは、よいまちのHPを確認してからお出かけくださいませ。
    http://yoi-machi.com/

  • 2017年02月17日

    春よ来い! リスナーファースト! ニッポン放送

    明日2月18日 土曜日 21時から、番組を担当することになりました。

    「有楽町情報ライブラリー
    春よ来い! リスナーファースト! ニッポン放送」と題して、
    来週2月20日からのニッポン放送の番組をご紹介していきます。

    いろいろな方からのコメントもお届けしますので、ぜひお聞きいただいて、
    来週、聞いてみたい番組を見つけてくださいね。

    私自身は、久しぶりにマイクの前に座るのでとても緊張していますが、
    わくわくする内容を楽しくお伝えできればと思っています。
    よろしくお願い致します!

  • 2017年02月10日

    ガラスで出来た細胞たち

    銀座一丁目のポーラ ミュージアム アネックスで2月26日まで開かれている
    青木美歌さんの個展、「あなたに続く森」に行ってきました。

    DSC_1335.jpg 展示室には、ガラス素材で作られた美しい作品がたくさん並んでいます。

    DSC_1344.jpg

    DSC_1339.jpg こうした美しいガラスの作品、
    実は、植物の細胞や生命の繋がりといった、
    目に見えないものをモチーフにしているんです。

    細胞などの「生きているもの」だということを意識すると、
    見え方が変わってきませんか?

    特に、標本のように展示されると印象が大きく変わります。

    DSC_1336.jpg 形も大きさもまちまちな作品たちは、
    同じ空間に並ぶことで、それぞれが響きあっているように感じ、
    不思議な世界に迷い込んだような気がします。

    _20170210_100714.jpg

    DSC_1341.jpg

    週末、銀座にお出かけになる方は、
    ぜひ、本当は目に見えない、小さな世界を覗いてみてください。

    「あなたに続く森」、
    場所は、銀座一丁目のポーラ ミュージアム アネックス。
    ポーラ銀座ビルの3階にあります。

    会期は、2月26日までで、
    時間は11時から20時まで(最終日のみ19時30分まで)。
    入場は無料です。

  • 2017年02月09日

    映画「ラビング 愛という名前のふたり」

    一足先に試写会で観てきた映画をご紹介します。


    3月3日、ひな祭りに公開される映画
    「ラビング 愛という名前のふたり」

    私は、この映画を観るまで知らなかったのですが、
    およそ50年前までアメリカのいくつもの州で、
    異人種間の結婚が禁じられていたそうです。

    この映画は、異人種間結婚禁止法を変えるきっかけとなった、
    白人と黒人のラビング夫妻がモデルになっています。

    理不尽な法律によって翻弄されるラビング夫妻の日常や家族とのかかわりが、
    故郷・バージニア州の美しい景色とともに丁寧に描かれていきます。

    私は、妻のミルドレッドの芯の通った強さにとても魅かれました。
    また、アメリカの当時の子育ての様子を垣間見ることができたのも面白かったです。

    現在も、罪にならないまでも、様々な形で、自由に結婚できない人々がいます。
    映画が描く問題がなくなっていないことが悲しいです。

    コリン・ファースがプロデューサーに名を連ね、
    妻・ミルドレッドを演じたルース・ネッガが
    アカデミー賞主演女優賞にノミネートされていることでも注目されている作品です。

    ごく普通の夫婦が法律にどのように立ち向かっていくのか、
    アメリカの現在の状況にも繋がる問題も含んだ作品を、ぜひ映画館でご覧ください。

    ラビングメイン.jpg 3月3日(金)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
    ⓒ2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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