夏休みに行ってきた、岡山・山陰旅行の報告です。
元々、お城が好きで、2015年に国宝に指定された松江城に行きたいと思っていたのですが、
そこへ、西日本豪雨が起きてしまいました。
少し間もあきましたし、観光地に大きな影響はないとのことでしたので、
復興支援も兼ねて、岡山と併せて出かけることにしました。
お目当ての、島根・松江城は、勇壮!

国宝になったポイントの一つである、
2階分の通し柱によって重さを分散させる構造など、
各階の解説も分かりやすかったです。
天守の最上階には、国宝指定書が輝いていました。
松江城は、廃城令の際に、地元の方の尽力で残った現存天守なのですが、
一方、高所にあったため、破棄したという虚偽報告で残った現存天守が、
岡山の備中松山城。
21世紀に残る山城の天守。歴史の中で生まれたミラクルです!

確かに、備中松山城はかなり高いところにありました。
高梁市街の坂を車でどんどん上がっていき、
途中の駐車場からは、杖を借りて徒歩で山を登ります。
ここがゴールかしら、と思っても、
角を曲がると、まだまだ坂道が続く...、そんな道を、約20分。

見えてきた備中松山城は、石垣が始まってもまだまだ坂が続きます。

へとへとになって辿り着いたお城は、小ぢんまりとして落ち着いた空間。
のんびりとして、ずっといたくなる魅力がありました。

猫も遊びに来ていましたよ。猫は山登りが得意なのかもしれませんね。
こちらは、復興天守、岡山城も満喫してきました。

以前、「ミュージックスクランブル」でご紹介した、
お城パフェを食べて、備前焼体験も。

2歳の娘も、お皿に動物のスタンプを押して楽しそうでした。
岡山では、岡山城の隣の後楽園はもちろん、

鬼が島のモデルともいわれる、古代山城の鬼ノ城に登ったり、
蒜山高原に泊まって濃くて美味しい牛乳を飲んだり、
湯原温泉に立ち寄り、川の中にある野外の混浴温泉に驚いたり。
大原美術館など、観光で知られる倉敷の美観地区は、
平日の雨の日でしたが、かなり混雑していました。
岡山城もそうでしたが、海外からの観光客も多かったです。
倉敷の美観地区や、倉敷駅周辺から、
西日本豪雨で被害を受けた真備町まで、車で30分ほど。
倉敷駅の周りの中心街は、
観光施設も、大きなショッピングモールも賑わっていて、
いつも通りの日常の光景が広がっていましたが、
真備町のメインストリートを車で通ったところ、9月中旬時点では、
まだ閉まったままのお店がかなり多く、
今まさに片付けているお店やお家も見かけました。
営業していたガソリンスタンドの方にお話を伺ったところ、
どこまで水が入ってしまったかによって、被害の状況が異なるため、
場所によって、復興にかかる時間が大きく違っているそうです。
また、食品を扱うお店は、オープンしているところもあるようですが、
消毒なども必要で、まだまだ時間がかかるお店もあります。
一度閉店を決めたものの、再開を検討している本屋さんがあったり、
お昼ご飯を食べたうどん屋さんは、工事関係の方を中心に賑わっていたりしましたが、
避難生活も炊き出しも続いています。

9月に入り、台風による被害や北海道胆振東部地震などが相次いでしまい、
なかなか、被災地の現状を知る機会が少なくなってしまいましたが、
冠水・浸水からの復興には、想像していた以上に時間がかかるのだと痛感しました。
リスナーの皆さまにご協力いただいた募金もそうですが、継続的な支援が欠かせません。
観光で西日本豪雨の被災地を応援しようという取り組みもあります。
(ふっこう周遊割は、こちらから⇒
https://fukkou-shuyu.jp/)
「何かできることはないかな」と思っている方、観光は楽しいですしおすすめです!