「高嶋ひでたけと里崎智也　サタデーバッテリートーク」（２０１８年３月１６日放送）に、日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトのリーダー瀬古利彦さんが生出演。

２０２０年に開催される東京オリンピックの代表３枠のうち、２枠が決定する９月１５日の「マラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）」のみどころを語った。

MGCでは、「東京オリンピックのレースで勝てる選手を選考する」と断言した瀬古さん。

東京オリンピックでは「現時点ではメダルは簡単ではない。」と明かした上で、

「（MGCは）世界選手権やオリンピックではペースメーカーがいないことから、同じ条件で行います。

そして東京オリンピックは８月。暑いです。

おそらく、男子の優勝タイムは２時間１１分前後になると思います。

アフリカ系の選手は、蒸し暑い“東京の暑さ”は苦手だと思うので、そこを（日本人選手は）突かないといけない。科学的な根拠も踏まえて、吸水するウェアなど詳しくは言えませんが対策をしています。」と、メダル獲得へ向けて、様々な試みをしているそうだ。

また、瀬古さんは現役選手たちへ向けて「やっぱり科学的なトレーニングも大切ですが、泥臭いトレーニングをして欲しい。」と注文をつけ、「やはり速い選手ではなく、勝つためには強い選手が必要。」と、記録だけでなく、精神面での強化を望んでいるそうだ。

この意見に番組パーソナリティの里崎さんは「結局大事なんです。最近では、効率とか科学的とか言われますけど、最後は気合と根性。これは時代とか関係なく古くないですよね。」と賛同した。

最後に、９月１５日に開催されるMGCについて、「視聴率３０%は行くと思う。」と大胆宣言！

「（日本新を更新した）大迫と設楽が一緒に走るんですよ？誰が勝つんだろうってドキドキしますよね」とし、「選手の駆け引き、東京オリンピックのような暑さの中をどのように走るのか。勝負強い選手が勝つと思います」とみどころを明かした。

さらに、「９月１５日はプロ野球もやめてね？」と、プロ野球解説者の里崎さんへ投げかけると里崎さんは「午前中はやってないので大丈夫です。」と苦笑した。

最後は「この日は、ラジオをつけたら全部マラソン中継をしているというぐらい、“マラソン一色デー”になってほしいですね。」とアピールした。