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2025.09.12

むすびえの遠藤典子さんに聞く、こども食堂の現状、社会での役割。

認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえの遠藤典子さんが登場。

全国こども食堂支援センター・むすびえがおこなっている、

全国、各地域のこども食堂・こども食堂ネットワークへのサポート、

こども食堂が担っている社会での役割や現状について伺いました。

 

※ 下にスクロールしていただくと放送内容をご覧いただけます。

 

 

★全国に1万箇所以上あるこども食堂、ご自宅近くのこども食堂を探してみよう!

 多様なこども食堂をぜひ発見いただくことから、ご関心を持っていただけると嬉しいです。

①こども食堂マップを見てみよう!
ガッコム・むすびえ こども食堂マップ – 地図で一覧でこども食堂が見つかる

 

②「○○市」×「こども食堂」

HP、SNSでぜひ検索してみてください!情報発信をしているこども食堂がきっとお近くにあります!

行政のHPに掲載されていることも!

 

★認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえへの応援をよろしくお願いします!

 こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会の実現を目指して活動しています。

 

▼寄付で応援する

こども食堂を支援したい – 認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ|認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ

 

▼モノで応援する

モノ寄付 – 認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ|認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ

 

▼FaceBookでいいね!をする

活動を発信しています。ぜひ興味を持ってくださるとうれしいです!

https://www.facebook.com/musubie2018

 

HP:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ

認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえHOME – 認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ

 

 

 

こども食堂とむすびえの役割

認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえは

全国のこども食堂を応援したいと2018年に立ち上がった団体。

こども食堂自体は2012年ぐらいから全国に広がってきた市民活動。

昨年度の調査では1万ヶ所をすでに超えている。

全国のこども食堂は、ほぼボランティアで活動されている。

年々活動される方たちが増えてきた中、

地域の繋がりがとても希薄になってきたと言われている中、

こども食堂というきっかけで、地域のおじちゃんおばちゃんと

顔見知りになれたりと、地域のつながりづくりという側面が、

見直されている。

最近は、「多世代交流拠点」「地域の交流拠点」と言ったり、

子供から年配の方まで、どなたでもどうぞという形で

受け入れているこども食堂が8割ぐらいだったりする。

基本的には地域の商店街や農家の方など

様々な食材提供や、ちょっとした寄付の積み重ねで、

みなさん上手にやりくりされているが、

ここ1、2年は、物価高騰のほか、お米問題もあり、

やりくりが厳しい状況。

「むすびえ」ではそういった声を受けながら。

様々な企業や行政の方々と連携をしながら、

こども食堂の皆さんの運営を応援したいと活動している。

 

 

こども食堂へのサポート

地域単位でこども食堂を応援する団体が、

今全国にたくさんできている。

県単位でサポートしている団体や

市区町村単位で物資を分け合おうという交流会ができている。

そのような団体を「地域ネットワーク団体」と呼んでおり、

このような地域の支え合いの仕組みができると、

こども食堂が運営しやすくなったり、活動しやすくなったりする

ということで活動をサポートしたいと思っている。

情報交換や意見交換はもちろん、寄付やサービスの仲介、

物資支援の仲介、助成金などのサポートをする。

また、こども食堂を応援したいという多くの企業の

全国の窓口として、各地に届けたりと、

全国の企業、団体との、協働事業も担っている。

大企業の支援も増えている。

昨年、むすびえを挟んでの支援だけでも781社。

他には「調査研究事業」というのをやっている。

こども食堂が全国に何か所あるかを年に1回数えたり

こども食堂の皆さんが今何に困っているのかなどの調査もしている。

 

 

こども食堂の現状

こども食堂は、現在全国に1万か所以上あり、

全国の公立中学校の数より多い数値になっている。

自分たちは小学校区に1つは、こども食堂があるといいな

ということを掲げて活動している。

子供たちが歩いていけるところに学校でも家でもない、もう1か所、

こども食堂のような子供の居場所、地域の居場所がある

という状態を目指しているので、1万ヶ所まで来たなということに、

驚きと嬉しさともあるが、まだ、折り返し地点と思っている。

自分は37歳で出産した時に、お母さん、女性に対して

とても期待とプレッシャーがある社会だと気づいた。

自分の感じた子育てのちょっと息の詰まる感じなどを

世の中の女性に、これからしてもらいたくないと思った。

そこで、フードバンクを見に行ったり、

お母さん支援の団体を見に行ったりした。

そのとき、おばちゃん、おじちゃんたちが、地域の子供たちのために

こども食堂をしているということを知り、びっくりした。

そういう地域の皆さんのコミュニティがある環境に憧れた。

そういった皆さんがもっと胸を張って活動できるように、

自分も何かお手伝いしたいと思ったのがきっかけで会社員から転職した。

 

 

こども食堂に携わる

こども食堂に出会い、社会課題と地域との繋がりを

結びつけるのがこども食堂だということに気づいたことが、

自分が全国こども食堂支援センターむすびえでの活動を

始めることになったきっかけ

キャリアチェンジに関しては即決ということではなく

最初はお手伝いという形で入らせていただいた。

実際、NPOに入ってみると、地域活動という側面もあるが

企業は企業の言葉、行政は行政の言葉があり。

地域活動のNPOの皆さんにも、大事にしている価値観、言葉がある。

それぞれの社会があるので、そこをつなぐというコンセプト自体が

結構難易度が高いことなんだと思った。

中間支援組織の自分たちがそういう主体になれるのか

結構難しいことだというのが入ってみてから分かり、今も修行中。

会社員のとき大学院に行ったのは

子どもを産んでからは、限られた時間の中で何か少しでも

役に立てることがしたいとより思うようになったが、

子育てをしていると考えたりする時間がなくなりすぎてしまったから。

純粋に考えたり、模索する時間が欲しかった。

大学院で色々模索したり、自分と向き合ったりする時間が

できたことによって、こども食堂と出会えた。、

 

 

今後の目標

2025年までに約2万カ所開設するという目標を掲げ、

昨年の時点で1万カ所。

しかし着実なステップアップかなとは思ってる。

こども食堂の皆さんはそれぞれいろいろな形で、

地域の事情や、来ている子供たち、参加者の皆さんの

様子を見ながらアレンジしている

そこの多様さに本当に驚くし感動もする。

そういった活動が広がるように自分たちも頑張りたい。

こども食堂はとても認知は上がってきたが

まだ3つ小学校区があると1つの小学校にしかないという状況

まだまだニッチな活動だなとは思っている。

子供たちが自分の地域だとあそことあそこにあるな、

今日はどこに行こうかなというように、

こども食堂だけではなく、子供の居場所がいくつか増えると、

子供たちにとって選択肢と余白ができると思う、

そういった環境作りを企業だけではなく、

行政や地域の皆さんなど、いろいろ大人の知恵を集めながら、

結び目として自分たちが活動できるように頑張っていきたい。

 

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