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2025.07.18

おてつたび の永岡里菜さんに聞く、人手不足解消、旅を楽しむ、地域の魅力を伝える

株式会社 おてつたび 代表取締役CEOの永岡里菜さんが登場。

「お手伝い」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービス「おてつたび」について、

どのようなサービスなのか、起業の経緯、

お手伝いの内容から利用者の反響なども紹介いただきました。

株式会社おてつたび

公式HP  コチラ

 

『おてつたび』とは

「おてつたび」とは、

「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語で。

「お手伝い」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービス。

日本各地の短期季節的な人手不足で困っている

収穫時の農家さんや、ハイシーズン時の旅館、ホテルなどの

お手伝いをしながら、旅ができるマッチングプラットフォーム。

特徴が2つあり、1つ目は、お手伝いをするとアルバイト代が

得られるので、旅費、交通費を気にせず行けるということ。

2つ目は、日本各地のまだまだ知られていない地域にも、

お手伝いという新しい旅の目的地ができることにより、

人が訪れるきっかけを作り、お手伝いをすることで

地域の方と関係ができて、そこを好きになって帰っていただける。

そんな未来を目指しているサービスになっている。

基本的には、住み込みの形でのお手伝いで

宿泊費はかからないことになっている。

「おてつたび」は登録料、掲載料は一切いただいていない。

マッチングした時のみ、受け入れ先の方からマッチング費をいただいている。

参加者は費用などかからず、お金ももらいながら旅ができる。

 

 

どのような「おてつたび」があるのか

「おてつたび」 には現在、47都道府県に2000か所の

受け入れ先があるが、多種多様な職業がある。

例えば夏だと、離島への「おてつたび」がとても増えてくる。

宿でのお手伝いや、農業、

夏場は結構、お祭りでの「おてつたび」も出てくる。

賃金は、基本的には最低賃金以上で地域の方が

設定いただく形で、募集によって変わってくる。

期間は10日間から2週間ぐらいが一番多いが

受け入れ先の方は2ヶ月未満で自由に期間を設定できる。

利用者の方は空いている時間に旅も楽しめ、

地域の方に教えてもらった絶景スポットに行って楽しんいる。

普通の旅行ではなく、一定期間滞在しながらお手伝いするという

役割をもって地域に入り込むことにもなるので、

観光客として見ていた地域の見え方とは全然違う。

ディープなところ、地域の美しいところも、楽しいところも、

もしかしたら課題であったりとか大変なことも含めてみて、

忘れられない大事な場所になったという声もいただいている。

 

起業の経緯

もともとは小学校の教師を目指していたが、

教育実習で自分の引き出しの少なさに愕然とし、

修行が必要と考え民間企業に就職。

その後、自分の人生を使って何をしたいのか迷い、

その時声をかけてもらった会社にうつった。

結構地域活性化のことをおこなっている会社だったので、

いろんな地域に行くことも多かった。

どこなんだろうと思いながら行ってみると、

なんて素敵なところなんだろうと思って帰ることが多かった。

自分の出身地である三重県の尾鷲市も、関東に出てきた時に、

みんなから、「どこ?」と言われることが多かったが、

自分では素敵なところだと思っていた。

尾鷲みたいな地域が日本にたくさんあるのではないか、

尾鷲のような地域にスポットライトが当たる未来を作るためには

どうすればいいのかと思った。

そもそも何故スポットライトが当たりにくいのかを、

自分自身の言葉で理解する必要があると思い、

会社を辞め、当時住んでいた家も解約して。

半年間、夜行バスを駆使していろんな地域をめぐった。

すると、まだまだブランディングはされていないけれど、

行ってみると体感できる魅力が地域にはたくさんあって、

それを知ってるのは地域の方だと思った。

地域の方と自然とコミュニケーションが取れる選択肢を

どうやったら作れるのかを考え、そこから「おてつたび」が生まれた。

 

 

サービスの広がり

「おてつたび」は地域の可能性であったり、魅力を

誰よりも信じている存在でありたいと思っている。

いろいろな地域に行くと「うちの地域には何もないから」とか

「おてつたびに出しても多分来ないと思う」とか

言われることが多いが、自分たちからすると、

魅力がたくさんあると思っているし、

実際にそういった地域も募集を出していただくと

一瞬で募集が埋まってしまうことが多い。

「おてつたび」というサービスを通じて、

知られていない地域との繋がりを作っていきたい。

自分たちは、人材サービスをやりたくてスタートしたわけではない。

私の出身地である三重県の尾鷲市のような、知られていない、

かつ過疎化や少子高齢化などの課題が非常にあるような地域が、

少しでも次世代に残る未来を作りたい、という思いでスタートした。

人がどんどん減っている中で、地域の中だけで頑張るのは

もう限界が来ているのではないかと思い、

地域外の方に助けてもらえるエコシステムを作り、

まずは人手不足解消しながら、ファンが生まれるような

プラットフォームを作っている。

会社としては、今後そのビジョン達成のため、

様々なプロダクトやサービスを拡充していきたい。

 

 

利用者の声

「おてつたび」は、創業当初は大学生を中心とした

10代、20代の方にまずは使っていただけるサービスを。

ということで広げていたので、2、3年ぐらい前までは、

7割ぐらいの方が10代、20代の方だった。

今は、40代後半~70代ぐらいまでの方の割合が増え、

10代、20代は50%ぐらい。

「おてつたび」をした場所に参加者が移住、定住されたり、

そこでご結婚されたというのもあるが、

参加者の9割の方が何かしら人生のキャリアや選択肢に

影響があったとアンケートで答えていただいている。

受け入れ先の方からも、「おてつたびなくしてはもう運営できません」

と言っていただくことも多い。

「おてつたび」を使っていると、普段出会えないような方とも

出会えるとおっしゃっていただいている。

そのように人との繋がりであったり、関係ができているということは、

この事業を立ち上げてよかったと思う。

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