【スタッフMの番組報告】
今年は猛暑が長引いた影響で、8月下旬に新学期スタート予定の小中学校も、9月頭まで延期にしたり、対策がとられていたようです。夏の風物詩である「夏休み水泳教室」なんかも、雨で中止ではなく、猛暑で中止、という方がここ最近は当たり前なんだとか…。9月になっても落ち着かない暑さ、秋はやってくるんでしょうかね…。
今回のNGO世界一周!のゲストは、そんな新学期に増えてしまうと言われる不登校の子どもたちや引きこもりの若者と、保護犬を結び付けて、人も犬も自分らしく生きられる社会をつくっていこうと活動している認定NPO法人キドックスの上山(かみやま)琴美代表理事でした。

左:認定NPO法人キドックス 代表理事 上山(かみやま)琴美さん
茨城県つくば市を拠点に活動する認定NPO法人キドックス。保護してきた犬はこれまで100頭以上、お世話に通う若者の数は今、30名ほどだそうです。
アメリカで受刑者の更生プログラムとして使われる「プリズンドッグプログラム」。保護犬を受刑者がお世話することで自身の立ち直りにつなげるというもので、それを学生の頃に知った上山さんはなんとか日本でこうした取り組みをやりたいと考えていたそうです。
犬に触れることで、幸せホルモン「オキシトシン」が出ることは科学的にも実証済み。それに加え、犬は相手を決めつけず、ありのままのその人を受け入れてくれる。言葉が話せない分、犬の気持ちを理解しようと前向きな気持ちになる、こうしたことから、ちょっと生きづらさを感じている子ども・若者たちにとって、保護犬との触れ合いは非常にいい効果を生むんだとか…。(阿部さんの愛犬ムクとのエピソードも可愛いお話でしたね…。)
最近は不登校の子どもたちも、保護犬も急増している社会背景があります。そんなとき、学校に行けない子や犬を捨ててしまう飼い主を責めるのではなく、どうしてそこまで追い詰められてしまったのか、そこに気づいてあげると見えてくるのは、どちらも「誰にも相談できないで孤立状態にある」ことが見えてくる、と上山さんは言います。この孤立状態をなんとかすれば、人も犬も自分らしくイキイキと生きられる社会がつくっていける、そんな明るい希望が少し見える、お話でした。キドックスが運営する保護犬カフェ、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!上山さん、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!!!
認定NPO法人キドックス HP

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