【スタッフMの番組報告】
前回に引き続きのゲスト、一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会代表理事の持田恭子さん。ご自身も幼い頃からご家族のケアにあたってきた「ヤングケアラー」。たくさんの苦難を乗り越えてきたにも関わらず、いつも明るくこの問題に悩める若者にパワーを送り続けているその姿が印象的でした。

右:一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会 持田恭子代表理事
昨年12月に、2作目となる映画「ツナガル」を制作したお話を伺いました。
この映画は、オンラインの相談会などに参加する若者の声を反映してリアルに再現した短編映画。今は、持田さんの講演会の前に上映して、ヤングケアラーの日常を感じてもらっているそうです。
3話のオムニバスなのですが、放送で阿部さんも触れていましたが、男子高校生がおじいちゃんの介護をしている
作品の中で、男子高校生のお父さん(おじいちゃんから見て息子)と男子高校生がおじいちゃんの介護を押し付け合う形で言い合うシーンがあるんです。持田さんいわく、これは現実にあった話で、厳格な父親が認知症で自分のことを忘れていく現実を受け入れられず、介護から逃げたい父と、友達との遊びを断ってまで日々おじいちゃんの介護をやっていることに苛立ちが募る息子の葛藤のぶつかり合いなんだとか。でも男子高校生には、その複雑な父の気持ちは伝わっておらず、「なんで俺だけじいちゃんの介護しないといけないんだよ!」」となっている…。そんな父子の気持ちの交錯を知ってみると、切なさが倍増するそんな内容でした…。
ヤングケアラー、という言葉は以前よりは世間に浸透したかもしれません。でも、まだまだ、当事者のケアラーの方が生きやすい世の中になった、というわけではないようです。
持田さんの講演会などでこうした映画に触れたり、持田さんがアップする「ケアラーチューブ」というYouTubeを
見て、多くの方がそれぞれの立場で「共感的理解」を持っていただけたらな、と切に思った収録でした。
持田さんありがとうございました!
次回の放送もお楽しみに!
一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会 HP
https://canjpn.jimdofree.com/

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