【スタッフMの番組報告】
最近はすっかり、顔写真付きのマイナンバーカードも普及し、マイナ保険証、はたまたマイナ免許証など紐づくもの
もどんどん増えて、世の中が目まぐるしく変化していることを感じます。しかし、便利に身分を証明する手段が増えて喜ぶ人がいる一方で、このマイナンバーカードなどを、様々な事情で持つことができない人もいるんです。戸籍がない、「無戸籍」の方がそうなんです。
役所に出生届を提出することで、私たち日本人は戸籍を得ることができます。しかしこの出生届を何らかの事情で提出できず、結果戸籍がないまま生きる「無戸籍」の方は、国が把握しているだけで800人、実際には1万人近くいると言われます。その無戸籍の人の戸籍取得や生活のサポートを行う団体が今回のゲスト、無戸籍の人を支援する会代表の市川真由美さんです。

左:NPO法人無戸籍の人を支援する会代表 市川真由美さん
「無戸籍」になってしまう原因は、離婚後300日問題によるものが大きいと市川さんはおっしゃっていました。
これは、離婚後300日以内に産まれた子どもは、実際には前夫の子ではなくても、前夫の子としてみなされるという「嫡出推定制度」によるもの。なので、前夫の子として出生届を出したくない、という女性が届を出さずに
子どもを育てていくケースが多いと言います。これに関しては、昨年法改正があり、女性は離婚後すぐに再婚できるようになり、300日問題も解消されるようになったのですが、これまでには多くの女性がこの問題で苦渋の決断をしてきた背景があるようです。
米の高騰、税金、教育費、老後資金、ニュースでよく取り上げられるテーマもとても大切な社会問題ですが、この「無戸籍」の問題も、現代日本がこれまで放置してきた法の隙間に落ちてしまって悩み苦しんできた多くの人たちのことを思うと、一刻も早く解決しなければいけないテーマだと痛感しました。
市川さんが再三おっしゃっていたのが、自治体の役所の人たちが法改正を深く理解していない、無戸籍という問題を認識していないことが、この問題をなかなか前に進めて行けない、ということ。
制度上、無戸籍となっていたことを知るのが成人であれば、手続きもさらに大変になってしまうのが現実。
この世に生まれてきた証として「戸籍」を持つこと、それを誰でも望み、叶う社会であるために、多くの人にこの問題を知っていただきたいです。
市川さんには次回もお話を伺います。お楽しみに!
NPO法人無戸籍の人を支援する会 HP
https://mukoseki.net/

2026.03.09
3月9日のゲストは、NPO法人日本九援隊 肥後孝(ひごたかし)理事長でした
【スタッフMの番組報告】 2011年3月11日の東日本大震災からまもなく15年が経過します。多くの人の心と身体にこの災害の凄まじさ、恐怖、悲しみがさまざまな形で残ってい...

2026.03.02
3月2日のゲストは、サイエンスコミュニケータ―の黒ラブ教授でした。
【スタッフMの番組報告】 もう3月…。卒業シーズンですね…。新生活の準備に大忙しな季節到来ですが、元気に素敵な春を迎えて下さいね! さてさて、今回のNGO世界一周!の...

2026.02.23
2月23日のゲストは、前回に引き続き、認定NPO法人ASHA代表理事のサッキャ・サンディープさんと任嘉史(にんよしふみ)さんでした。
【スタッフMの番組報告】 前回に引き続きのゲスト、認定NPO法人ASHA代表理事のサッキャ・サンディープさんと任嘉史(にんよしふみ)さん。ネパールの医療の現状や、文化に...

2026.02.19
2月11日の科学特番「阿部亮のNGO世界一周!~重力波が開く新しい宇宙~」
今回の「阿部亮のNGO世界一周!」は、岐阜県飛騨市神岡町の山の中からスタート。 1月末の記録的な大雪のすぐ後にだった一面の銀世界の中、訪れたのは鉱山のトンネルを 利用...

2026.02.16
2月16日のゲストは、認定NPO法人ASHA代表理事のサッキャ・サンディープさんと任嘉史(にんよしふみ)さんでした
【スタッフMの番組報告】 ネパールの医療支援に取り組む団体、認定NPO法人ASHA代表理事のサッキャ・サンディープさんと任嘉史(にんよしふみ)さんを2週に渡ってゲストに...