
2時46分には黙祷のために人の動きが止まった銀座。
銀座ソニービルの壁面のメッセージと津波のラインを見上げて
じっと時を過ごす人。
その光景を見ながら気持ちが分かるような気がしたんです。
何ができる?何をするべき?と自分なりに考えて動いて
でも結局何もできなかったような。
そうして6年が経ったんだ。
アナウンサーとしても個人としても
今年もそんな気持ちです。
発災後72時間を生き延びるというテーマの元で
水 食料 お手洗い 応急手当 情報伝達 情報収集など
分野ごとにその場を乗り切る工夫が提示されていて
生き延びるための動きとその後健康に過ごすための動きは違う
ということを確認しました。
提示のひとつひとつがこんなときあなたはどうしますか?という
被災された方からの問いかけという形で示されています。
阪神淡路大震災 新潟県中越地震 東日本大震災での声を
まとめたものです。
繰り返さないでという思いでたくさんの方が協力して下さったと
防災士の澤さんからお聞きしました。
できることを探すのももちろん止めてはいけないけれど
今やるべきこと 備えること 本当に大事。
そんな強い思いが銀座やそなエリアにいらっしゃった方から
伝わるようでした。
特にお子さんたちを連れたお父さんお母さん。
津波のラインを見上げて
今まで見たことないから分からなかったと
小さいお子さんが素直に教えてくれたように
知識よりも体験で感じることもあるんですよね。
こうやって書きながらも言葉が見つからない思いがほとんどですが
番組での現地の声や記者のレポートを
タイムフリーで聴いてみて下さい。
何かのきっかけになりますようにと願っています。