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2019.07.12

上級シューフィッターの木村克敏さんが指南の靴選び。

7月8日(月)からは、

一般社団法人「足と靴と健康協議会」事務局長で、

上級シューフィッターの木村克敏さん登場。

「足」と「靴」の専門家に、

正しい靴選びや歩き方、なぜ、足は「第二の心臓」と言われるのか

詳しく伺いました。

足と靴と健康協議会 コチラ

フェイスブック コチラ

 

7月8日(月)  シューフィッターとは

シューフィッターとは、靴合わせのスペシャリストで、

中でもレベルの高い専門知識を持つ人が、

上級シューフィッターと呼ばれている。

「足と靴と健康協議会」が認める民間の資格が必要で、

シューフィッターは靴に携わる人の実務的なライセンス。

靴の販売に携わる人や、フットケアなどに従事している人が

資格を取得するケースが多い。

初級のコースでは、3日間のスクーリングがあり、

実習の試験などを経てシューフィッターになる事が出来る。

日本は特に大きめのサイズや、ゆるい靴を履いている人が多く、

ゆるい靴だと、足の力を地面にきちんと伝えることが出ず

足や全身に負荷がかかりやすい。

全国に今は、シューフィッターは約3700名、

そのうち上級シューフィッターは400名存在している。

 

7月9日(火)  靴の選びのコツ

靴のサイズを誤っていた場合の、足のトラブルが多い。

例えば、女性の場合、外反母子など、

様々な足のトラブルがあるが、

多くの人が陥りやすいのが、履きやすさを重視し、
ゆるい靴を選んでしまい、前滑りを起こしてしまう事。

そのせいで足が痛くなり、またさらに大きく楽な靴を選んでしまうという、

負の連鎖が起きてしまう。

そのためには、まずは自分の足のプロポーションを知ること、

足の長さだけでなく、足の幅などを細かく計測する。

今は機械での計測も進んでいて、

数十秒で精密な足のサイズを測定する事が出来る。

多くの人が右と左で、大きさが違かったりと

実は簡単に済ませられるものではない。

足も時間によっては、むくんでいる場合もあるので、

基本は体調が良い時、なおかつ20分程度歩いた後に

試着すると、ベストな靴のサイズ選びをする事ができる。

 

 

7月10日(水) 靴と健康

成長期における、正確な靴選びが大切で、

小さい子供は、数ヶ月単位で、足のサイズが変化するからこそ、

その都度、ぴったりのものを履くことで、健康な足を作る事が出来る。

特に日本は靴の教育がなく、

靴ひもの結び方すら教えてもらえる場所がない

例えば、ドイツでは小学校低学年で

靴の履き方という授業が行われている。

体に身に付けるもので、ミリ単位でサイズが要求されるのは、

靴だけで、なおかつ、各メーカーによって同じサイズでも

形状や、履き心地が変わってくる。

また、歩き方も健康にとても影響が大きく、

人間は親指と小指の付け根、かかとの3点で体重を支えていて、

土踏まず、が無くなってしまう、扁平足の場合は、

上手く歩けなくなってしまうケースもある。

特に扁平足は簡単に治すのは難しいが、

きちんと靴を選ぶことで、足の健康をサポートする事はできる。

 

7月11日(木) 正しい歩き方

歩くとき、通常の場合、足の指が

地面を掴むという動作を自然に行っている。

その為には、きちんと靴紐を締めて固定した上で、

足の指先は少し余裕があるくらいが好ましい。

正しい歩き方は、歩幅は大きめで、踵から着地する事

また、足だけでなく腕を大きく振って歩くことが大切。

視線なるべく遠くを見るようにすると、姿勢良く歩くことが出来る。

なるべく、速いスピードで歩くことが大事で、

無理に長い時間歩きすぎると、膝や関節を壊す可能性もあるので、

無理ない範囲で、とにかく少しずつでも歩く頻度を増やす方が良い。

そして、歩いたり、運動をする事で、骨に刺激が伝わり、

カルシウムが定着しやすくなるため、骨密度の上昇にも繋がってくる。

 

 

7月12日(金) 今後の活動

歩く際は、ウォーキングシューズよりも、

初心者向けのジョギングシューズが好ましい。

特に高齢者の方で健康のためにウォーキングをしたい場合、

踵についている特殊な脂肪が、擦り減っている事が多いため、

少し踵にクッションが多めの靴で歩くと、体への負担を軽減できる。

最近はフットケアなど医療や健康の方面でも、

シューフィッターが活躍している。

足のトラブルには靴が隣り合わせであり、

美しい足や維持するためにも、正しい靴選びが大切になってくる。

フットケア業界とシューフィッターで協力しつつ

お互いを高めていければと考えている。

そして、シューフィッターの知名度を上げて、

シューフィッターを通して、多くの人が正しい靴選びで

健康に過ごしていけるよう尽力したい。

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