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2019.05.17

日経BP総研品田英雄さんに聞く 令和のトレンド。

日経BP総研・上席研究員の品田英雄さん登場。

新元号・令和の時代にいったいどんなことが流行るか

そして大人向けのエンターテイメントについても伺いました。

 

 

日経BP コチラ

 

5月13日(月)  平成と令和のエンタメ

平成のエンターテイメントを振り返ると、

最初は優れたクリエイターが、魅了的なキャストと

良い作品を作り上げる、というスタイルが主流だった、

しかし、途中からプロ・アマ問わず、誰もが発信するようになり、

見て、聞いて感動するだけでなく、

作って感動する、という時代に移り変わった。

また、苦労や努力を費やした作品でなくても、

何かきっかけがあるだけで、評価されるという事が多かった。

しかし、令和の時代は、一周回って、プロの力が

再評価される時代になると予想していて、

CGやアニメーションなどのデジタル作品と

生身の役者が演じる、アナログな作品が共存していくと考えている。

 

 

5月14日(火)  承認欲求と本当の幸せ

日経BP総研には研究員が2〜30人在籍していて、

それぞれ専門記者として、様々な情報を発信している。

現在は、日経新聞などでいくつか連載を持っていて、

大人向けにオススメのエンタメ情報を発信する記事や

最近の流行を、大人向けに解説するような記事を担当。

例えば、最近の映画で言うならば、『グリーンブック』や

『跳んで埼玉』を推薦している。

ここ十数年で一気に、インターネットの需要が高まり、

SNSで、たくさんの人から評価をされる事がステータスになった。

誰でも発信できる時代だからこそ、人々の承認欲求が

どんどん強くなってしまっている。

本当の幸せとは、なんなのか、改めて考える必要があり、

その本質を伝えるために、日々情報を発信している。

 

 

 

5月15日(水)  モノ消費からコト消費へ

10数年前から、趣味で、サルサをやっている。

自身の担当する新聞の連載でも取り上げる事もあり、

サルサをしに、中南米、キューバやメキシコまで

足を運ぶこともある。

サルサが健康にも繋がっていて、実際日本でも

中高年の中でダンスが流行し、大人が集まる

ディスコイベントなどもどんどん増えてきている。

今の時代は、モノ消費よりも、コト消費が重視されやすく、

何かを購入したり、所有するだけでなく

例えば、車を購入してキャンプに行くなど、

その後の行動にまで繋がる事が求められている。

 

 

5月16日(木)  ヒットメーカーの極意

流行やヒットの仕掛け人に共通する事は、

売れるかどうかの嗅覚だけではなく、

その物事に当事者がときめいていて、

諦めずに続けられる情熱を持っているということ。

どんなヒットメーカーも常に成功しているわけではなく、

多くのミスや失敗を経て、しつこくチャレンジし

ヒット作を生み出すに至っている。

ある意味ヒットメーカーはメンタルが、とても強いのかもしれない。

令和の時代は、アナログが再評価される時代。

ロボットやAIには、まだ、

人と人との触れ合いを超える感動を作り出すことは難しい。

 

 

5月17日(金)  エンタメで人々を幸せに

令和の時代は再演やリバイバル・カバーなどの

ヒットが予想される。ドラマで考えても

同じ作品を違う人が演じれば全く違う作品になり、

実際リバイバル作品は増えている。

逆にストーリーを重視するクリエイターは、

名だたる俳優を、あえて使わず、

自身の思い描く作品を0から作ろうとするかもしれない。

音楽に関しても、平成はシンガーソングライターが

とても注目を集める事となったが、

世の中にはたくさんの名曲があり、

今はいつでも、いろんな音楽を聞く事ができるため、

古い曲だとしても聴いた瞬間が、聴き手にとっては新曲であり、

新しく生み出す、という事に固執する必要が無くなってきている。

自身の目標は、日本が世界から、楽しい国だと

認知してもらう事。そのためは日本人、一人一人を

幸せである事が大切だと考えていて、

映画や音楽といったエンタメの進歩がその手助けになる。

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