かつて入院手術後にその体験談を番組でお話したところ、

「病気の話ばかりするな」というお叱りを受けたことが頭にあって、

ラッツ＆スターの桑野信義さんのゲストが決まった際にはさてどうしたものかと考えました。

桑マンさんの著書を読めば、壮絶な大腸がんとの闘いのお話をがんサバイバーの私としては当然伺いたくなるわけです。

そして収録はやはり病気と術後の話が中心になりました。

私と同い年、梅屋敷駅周辺にご縁があった、互いにがんの経験がある、そしてなんとお世話になった病院が同じだったなどの偶然が重なったせいもあったのかもしれません。

桑マンさんは、ご自身の体験を時に笑いを交えて、時に真剣に、時にしんみりとその話術を駆使してお話してくださいました。

そしてオンエアーの前の週から「朝から病気の話かとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、残念なが日本人の二人に一人はがんになり、また前立腺がんは男性の、大腸がんは男女合わせて一番多いがんなのです。もしもの時に今回の話を参考にして頂ければという思いで放送します。自分がどうなっていくのかを少しでも知っているほうが安心や覚悟ができると思います」というような事を申し上げました。

そして今回、ご自身が、親御さんが、兄弟が、叔父が、叔母が、今まさに病と闘っているけれど、桑マンさんの話に励まされたし参考になったというメールを多数いただきました。

また手術を体験したけれど、今ではまったく普通の生活に戻れたというお話も届いています。

皆が皆、ハッピーエンドを迎えたわけではないでしょうし、今も苦しみの中で踏ん張っている方も大勢いいらっしゃることでしょう。

それでも少しでも方にという思いで、桑マンさんのお話を放送させていただきました。

桑マンさんの本も是非参考にされて下さい。

（KADOKAWA 本体1500円税別）

収録語、私と桑マンさんはすっかりLINE友達になりました。

最終日、金曜日の放送終了後にもすぐに「5日間ありがとさんでした」というLINEが。

来月のビルボードライブ横浜のライブが楽しみです！