上柳昌彦 ラジオの人

2025.03.28

お久しぶりです的な

小学校高学年から高校生の頃、毎年夏休みも終わりに近づくと激しい鼻炎に悩まされていました。

ティッシュペーパーもない時代だったのでチリ紙を丸めて鼻血の時のように両方の鼻の穴に突っ込んでダバダバあふれる鼻水を止めていました。

それでも鼻水はチリ紙を伝ってボトボト下に流れ落ちたのでした。

アレルギー性鼻炎という言葉が広がる前の話ですから薬を飲むこともなく、夏休みの宿題を片付けながら大量の鼻水と戦っていました。

大学に入る頃にはなんとなく症状は出なくなりましたが、古いアパートの下宿先からたまに実家に帰ると必ず鼻炎が復活してしまい困りました。

当時の実家は緑の多いところだったのでそれが影響したのかもしれません。

社会人になる頃には症状もめったに出なくなり、また鼻炎の薬や点鼻薬も入手しやすくなり、早めの対応も可能になりました。

90年代にタモリさんの番組の企画でアレルギー検査をしたところスギ花粉、ブタクサ、ハウスダストに強い反応が盛大に出て接種した左腕がパンパンに腫れたことを覚えています。

今思えば夏の終わりの鼻水はおそらくはブタクサと季節の変わり目の寒暖差アレルギーだったのでしょう。

あれから幾星霜、花粉が飛び始めまたというニュースを他人事として聴いていたのですがどうやら花粉症再び!となってしまったようです。

3月1日に花粉をパフパフにまとった杉の木を見上げながらリスナーの皆さんと伊勢神宮に参拝しバスに乗り込んでしばらくするとくしゃみとともに大量の鼻水が流れ出すという惨事が。

以来、鼻の奥の違和感と目のかゆみをともなった典型的花粉症の症状と戦っております。

目のかゆみは初めての体験でこれはなんとも鬱陶しく、目薬のお世話になっています。

また眠くならない鼻炎の薬をリスナーから教えて頂き助かっていますが鼻水がピタッと止まるほどの効き目ではないようです。

まぁあの狂おしいほどの眠気と異常な喉の渇きに襲われるよりはましと思うようにしていますが。

さてさてこれは今後も毎年繰り返されることなのか、それとも今回だけなのかわかりませんが、お伊勢様のありがたい杉の花粉が体に入って下さった証と思いながら、この体の変調にしばらく付き合う所存です。