東京ドームで開催されたカブスVSドジャース開幕戦をニッポン放送が中継すると聞いた時には「へぇーそうなんだぁ。すごいなぁ」と若干他人事だったのですが、その後中継を盛り上げる役として取材パスを貸与され東京ドームに入れるという展開になるとは思いもよりませんでした。
では具体的に何をすればよいのかはよくわからないまま連日ドームに足を運ぶことに。
最初は両チームのベンチ奥に置かれた袋に入ったヒマワリの種とチューインガムの量の多さに驚いたり、チケットを購入して客席から練習を観覧していたリスナーから「うえちゃん!」と声をかけられて喜んだり「おいおいそこかよぉ!まったくぅ」という感じでした。
取材のドレスコードはなくアメリカの記者はラフな格好をしていましたが、日本の取材陣はスーツ着用が多かったです。
そんななか私はラフな格好でベンチ裏の通路の取材エリアや会見場をうろうろしていたら、カブスのスタッフから「ランドリー?」
と聞かれました。
どうやら日本の洗濯スタッフに間違われたようで、あわてて「ちゃいまんねんちゃいまんねん」と英語でお答えいたしました。
さあいよいよメジャー開幕戦!しかしドームの中で取材をしてもよいけれどあんたには座席はないよという大問題があったのでした。
ではどこで観戦すればよいのか。阪神対カブス戦などではニッポン放送の実況席が空いていたので松本さんの隣に座らせてもらいましたが、開幕戦となると当然そんな席はありません。
ニッポン放送で記者席も一席確保していましたが、私ごときが座るわけにはいきません。
結局通路で立ったままの観戦となりました。当然警備の方はここで立ち止まらないでくださいとなるのですが、取材パスを首から下げてこれ見よがしにメモを取っていた私は何も言われませんでした。
本来は許されないことなのでしょうが、通路にはパスを着用した人は大勢いたのでまぁ大目に見てもらえたという事でしょう。
番組で何回も話しましたが、とにもかくにもLFのスポーツアナウンサーの皆さんの取材のスキルの高さに心底感心した日々でした。
また第2戦、5回第3打席1アウト走者なし、カウント2-2kらの5球目のフェンスぎりぎりの打球がホームランと判定されるまでの間のざわめき、そして主審が右腕をグルグル回した瞬間の大歓声を生で体験することが出来ましたぁ。
初日の練習の際、大谷選手がダッグアウト横の階段を駆け上がって来る姿を捉えようと練習開始1時間前にはベンチ前にカメラの放列ができていました。
大谷選手は開始30分後に登場したのでカメラマンや記者やリポータの皆さんは1時間半、じっと大谷さんの登場を待っていたことになります。
師岡アナウンサーは「取材の9割以上は待っている時間なんです」と言っていました。
一瞬のチャンスを逃すことなく、そしてその一瞬を有効に生かす仕事人たちの取材にかける執念を、ランドリー係のおっさんは垣間見ることができたのでした。
私もなんとなくその瞬間を捉えたくなり、外野で行われている山本由伸投手のキャッチボールをちらりらと見ながらその瞬間を撮ってみました。
たぶん載せてもいいと思うのでとりあえず。もしダメなら早めにお知らせくださいませってなんだそりゃ。
2025.04.25
逝っちまったFへ
このところ大学のサークルの仲間と時々会って近況報告をし合う事が多くなりました。会話の内容はあの頃のおバカな思い出話が多かったのですが、最近では健康や病気の事や老後のことな...
2025.04.18
徳光先輩と!
徳光和夫さんと石川みゆきさんの番組大イベント「人生の名曲に喝采をコンサート」も無事に大盛況のうちにフィナーレを迎えました。 徳光先輩の司会からは歌い手と歌に対する愛と造...
2025.04.14
大船渡にて
大阪・関西万博開幕!の件に関しては現地で取材したニッポン放送の熊谷アナウンサーと増山アナウンサー室長におまかせするとして、私は11日㈮から12日㈯にかけて2月26日発災か...
2025.04.04
相互関税からつらつらと
朝刊の一面が「米相互関税 日本24%」の文字でそろった4月3日金曜日の朝でした。 内容を読めば「NYも東証も株が下がった」「経済対策を検討せねば」「日本車が直撃を受ける...
2025.03.28
お久しぶりです的な
小学校高学年から高校生の頃、毎年夏休みも終わりに近づくと激しい鼻炎に悩まされていました。 ティッシュペーパーもない時代だったのでチリ紙を丸めて鼻血の時のように両方の鼻の...