上柳昌彦 ラジオの人

2024.09.27

開票速報を眺めながら・・・

奥能登を襲った豪雨の被害が日を追うごとに大きくなってく中で、25日のヘリコプターから撮った東京新聞社会面の写真には思わず深いため息をついてしまいました。

前々回のこのブログに「白米千枚田」に行ったことを写真とともに載せましたが、その棚田が海に向かって広く崩れている映像でした。

平地が少なく海にせり出すような急斜面に1004枚の田んぼを作った姿の美しさに惹かれ、多くの人が訪れる観光地になりました。

数年前の「ブラタモリ」ではこの土地はたえず海に向かってせり出しているとの説明がありましたが、この豪雨で地震の際よりもひどく崩落してしまったようです。

19階のビルと同じ高低差で登りは本当に体力を使う急斜面に水路が網の目のようにめぐらされていている様に、もともとがけ崩れの多かったこの土地を田に変えた江戸時代の人々の心意気に深い感動を覚えました。

オーナー制度に申し込んだ方とボランティアの皆さんによって維持されているかの地に、また稲穂が海風に揺れる光景が戻ってくることを願うばかりであります。

このブログは9月27日金曜日の自民党総裁選の開票作業が映るTVをちらちら見ながら書いておりました。

さて総裁は・・・そして総理は・・・