ジョン・レノンの「イマジン」にゆかりのあるニッポン放送イマジン・スタジオで「ザ・ビートルズ “ラストソング”と新たな聖典 赤と青のヒミツ」というイベントが11月12日(日)に100名の参加者とともに開催されました。
ゲストの中村雅俊さんと音楽評論家の萩原健太さんとともにビートルスの新曲「ナウ・アンド・ゼン」と「赤盤」「青盤」の「2023エディション」をイマジン・スタジオで最高の音響機器で聴こうという会です。
スポーツ紙やTVなどの取材関係者も多く訪れたのは、イマジンスタジオで大音量で聴きたいという事だったと思います。
中村雅俊さんはビートルズの新しいアルバムが出るたびに購入した世代で、1975年にはジョージ・ハリスンのお城のような自宅に行ってジョージとじっくり話をした経験がある方。
萩原健太さんはビートルズに関する膨大な知識と楽曲を聴きこんだ耳をお持ちの方。
このお二方に興味深いお話の数々を伺いながら「ではここで今お話にでた〇〇を最高の音質で聴いてみましょう」となるのですから司会者冥利につきるとはこのことでした。
70年代後半にジョンのNYの自宅ダコタアパートでピアノを弾きながらカセットテープに録った曲は、ポール、ジョージ、リンゴの演奏が加えられ94年に「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラブ」として発表されました。
しかし「ナウ・アンド・ゼン」だけは歌とピアノとノイズを分離できずお蔵入りとなりましたが、2023年のAIを駆使した技術で新曲として世に出ることになりました。
もちろんそういうことはすべきではないという意見もありますし、私自身も少々物悲しい曲だなぁ、ジョンはこれが世に出ることをよしとするのかなぁとも思いました。
が、今回新たに制作されたミュージックビデオとともに曲を大音量で聴いたところ、曲の終わりを受けてすぐにはしゃべりだすことができなくなったほど感情が揺さぶられてしまいました。
このイベントの模様の一部を11月20日(月)の午前4時半から5時までオンエアーします。いつもなら月曜日は5時から番組が始まりますが早起きをするかradikoでお聴きくださいませ。
イマジン・スタジオで聴いた「2023エディション」の「赤盤」「青盤」は、左右に分かれた昔のステレオではなくメンバーがすぐ目の前で演奏しているようにリアルに聴こえました。
またポールとリンゴはベースとドラムで細かい技を様々繰り出していたことを、座っているイスがビンビン震える中で確認いたしました。
来年の秋にもビートルズ関連の何かをイマジンスタジオで聴くことが出来ると思いますので、その時には是非に!
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