今年の12月にはアニメ映画化も決まっている黒柳徹子さんの「続 窓際のトットちゃん」を読みました。
「窓際のトットちゃん」から42年ぶりの続編ですが、「窓際のトットちゃん」で描かれたトモエ学園時代よりも面白い事は書けないと思っていたけれど「それから」を知りたいという声に押されて続編となったそうです。
42年前、ニッポン放送の研修が入社前から始まった3月に出版された「窓際の~」は、全世界で2500万部のベストセラーになりました。
学生時代は単行本は高いので文庫本になるまで待って購入することが多かったのですが、社会人になったのだからと新宿紀伊国屋ですぐに買い求めたことを覚えています。
残念ながら黒柳さんにはお会いしたことはないのですが、子どもの頃はNHKの「魔法のじゅうたん」という黒柳さんと子どもたちが空飛ぶじゅうたんに乗って東京上空から下界を見下ろすという番組をよく観ていました。(空撮と空飛ぶじゅうたんを合成するという技術が当時は画期的でした)
また「チロリン村とくるみの木」や「ひょっこりひょうたん島」、「ブーフーウー」、「サンダーバード」のペネロープ役の声などでも楽しませていただきました。
「徹子の部屋」は大学浪人の生活が始まった頃で、自宅で初回の放送を観ていましたし「ザ・ベストテン」はもう言わずもがなです。
お芝居はあまり拝見していないのですが森光子さんとのご縁で「放浪記」を拝見しました。また永六輔さんのラジオへの登場回は必聴でもありました。
また黒柳さんをモデルとしたテレビドラマの「トットてれび」や「トットちゃん」でテレビの創世記や戦前戦後のお話も興味深く拝見いたしました。
こう書いていくとそれなりに黒柳さんに詳しいと思っていましたが、今回「続 窓際の~」を読んで知らなかったことだらけであることがわかりました。
お母さまや黒柳さんの勘で大きな空襲から逃れられたことや、青森に疎開する際に小学6年の黒柳さんに課せられた信じられないような過酷な試練。また品川駅や洗足池にも戦争の暗い影が忍び寄る様。疎開先で迎えた終戦後にも鉄橋の上であわやという体験をした事などが語られていました。
表紙や挿絵は「窓際のトットちゃん」と同じいわさきちひろさんの作品でした。さて12月公開のアニメーションはどのようなタッチで描かれるのでしょうか。楽しみです。
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