12日日曜日21時からの「熱響の時~オールナイトニッポン50年の系譜」はこれを書いている時点ではまだオンエアーされていません。
月曜日の朝「あさぼらけ」にはどのような感想が寄せられるのか楽しみ……ではなく不安ですねぇ。
TVの場合、確か視覚からの情報が80%とか90%と言われています。そうなると当方のビジュアルではなかなか厳しい戦いになること間違いなし!
もう一つは「お前がオールナイトを語るな!」という的確かつ鋭い突っ込みですねぇ。その通りです!わたしはオールナイトニッポンを含めその後のラジオ人生において社会現象などを起こし社史に長くその功績が讃えられる的な仕事はまったくやっておりません!(キッパリ言い切れるところが情けないですが)
しかし社歴が長かっただけに、その場に居合わせたとか仕事仲間が担当していたとか、その手の話も多いのでお引き受けをしたと言う次第です。
そんな中、なんとまたまたTV出演の話をいただきました。フジテレビで毎週土曜日5時から放送中の「新・週刊フジテレビ批評」です。
「テレビ批評」ですが嬉しいことに「オールナイトニッポン50年」という企画で、ご自身もラジオのレギュラー番組を持つ編集者でライターの速水健朗さんのインタビューを受けることになりました。
実は9日にお台場のフジテレビのスタジオですでに収録しましたが、これはなかなか貴重な体験でした。
冒頭で「お前がオールナイトを語るなとお思いの人もいると思いますが……」と今回はきっちりと言い訳をしておきました。(編集でカットされるかもしれませんが……)
内容は是非ご覧いただきたいのですが、改めて一本のTV番組にかかわる方々の多さを感じました。
体育館ほどの広さにセットが組まれ、中央のテーブルにフジテレビの渡辺和洋アナウンサーと山中章子アナウンサーそして速水さんが座ります。後ろにはBSフジの番組で使用した横4mの「オールナイトニッポン50年の年表」
カメラは5台。取り囲むようにスタッフが10人ほど。その他に番組プロデューサー、ディレクター、さらには大道具さんや番組デスクの方などの数も入れれば、いやはや大変な人数なのだと改めて思います。
そして画面で見るときにはわからないスタジオの広さと天井の高さが印象的で、カメラの向こうの暗闇や吊り下げられたいくつもの照明器具の上の天井に自分の声が吸い取られてゆくような不思議な感じがしました。
明るい色のセットの中で照明を当てられているにもかかわらず、広い空間にポツンと一人置かれたような感覚なのです。
もちろん慣れるという事はあるでしょうが、この雰囲気の中で渡辺アナウンサーや山中アナウンサーは日々カメラのレンズに語りかけている訳です。
ラジオのスタジオでは、しいて言えば自分の部屋で数人の仲間や親戚に話しかけている感じでマイクに向かっているような感覚です。
一方でTVのスタジオで話す場合、カメラの向こう側で観ている人の数の多さや影響力の大きさなどをふと考えてしまったり、「広いスタジオにポツンと一人」ということを感じてしまったら、私などは仲間や親戚に話しているという気持ちにはとてもなれないと思いました。
いやはや本当に大変な仕事なのだなぁとつくづく思ったお台場のスタジオでありました。
という事で60過ぎのラジオのおっさんがオドオドしたりはしゃいだりしてしゃべっているであろう「新・週刊フジテレビ批評」は11月18日土曜日午前5時からの放送です。
人間観察の一環として是非に!

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