上柳昌彦 ラジオの人

2015.10.26

トルコとクルド

日曜日の朝、原宿のトルコ大使館前でトルコ人とクルド人が乱闘となりました。国籍としては同じトルコ人ですがクルド人は国を持たない最大の民族とも言われ独自の文化や言語を持っています。

とはいっても、乱闘している両者をTVのニュースで見てもどちらがどちらだかさっぱりわかりません、トルコ語とクルド語で罵り合っていれば自ずとわかるということなのでしょうか。

しかし私たちも海外の人から見れば日本人も韓国人もモンゴル人も全部同じでしょうが、やはり醸し出す雰囲気でしゃべらずともなんとなく違いはわかりますよねぇ。

都心では暴買いの中国人のみならずアジアの国々の方々を多く見かけますが、髪型、ファッションセンス、立ち居振る舞いで遠くから見てもあぁ海外からのお客様だなとわかる……と思っていました。

が、ヤクルトスワローズが今夜にもリーグ優勝を決めるかと言う金曜日の「金ブラ。」の中継で、新橋のヤクルト本社ビル前に行きました。

本社玄関横に、ヤクルト製品が並んだ自動販売機がデン!と設置してあり、さすがヤクルトだなぁと感心していると、そこにお父さん、お母さん、小学生のお嬢さんが現れ、自販機の前で何を買おうかと迷っています。

その時ちょうどモッチーがスタジオから呼びかけてきたので、よし!この親子に話を聞こうとマイクを近づけた瞬間、中国語を話していることに気が付きました。

いや別に中国の方に話を伺ってもいいのですが、えっ日本人じゃないの!という驚きと、中国語がまったくわからないなか短い時間で中継をするのはどうかなど判断して話は聞きませんでした。

今思えばもったいないことをしたのですが、それにしても雰囲気はまったく日本人だったのですよねぇ。まぁ見かけだの雰囲気だのと言うものはいい加減なもので、話してみなければわからないという事です。反省しております。