おもカジ いっぱい

  • TOP
  • ブログ一覧
  • ~内田雄基の神奈川道中記・あとがき~ 山門前 住吉
2021.10.27

~内田雄基の神奈川道中記・あとがき~ 山門前 住吉

 

内田雄基のおもかじいっぱい

このブログを開いて頂いた方、本当にありがとうございます。

 

ニッポン放送アナウンサーの内田(うちた)雄基です。

 

今日は、先週に引き続き、神奈川県の魅力あるスポットや食べ物を、神奈川県出身の私、内田雄基が紹介するコーナー

毎週土曜日 午後3時47分から放送中の「内田雄基の神奈川道中記」についてのお話です。

 

~内田雄基の神奈川道中記・あとがき~と題しまして、このコーナーで紹介したスポットや食べ物について、時間の関係で放送ではお伝え出来なかった部分をご紹介していきます。

 

10/23(土)の放送では、川崎大師 山門前 住吉さんにお邪魔しました。

 

川崎大師駅から徒歩7~8分。大師の前に仲見世通りがあるのですが、大師の門の目の前にお店があります。

 

 

お店の表からすでに、歴史と風格が感じられます。

 

山門前 住吉さんは創業から104年の歴史ある「久寿餅(くずもち)」のお店。

今回は、「女将補佐」の工藤通子さんにお話を伺いました。

 

くず餅。葛餅…などと書くお店が多いのですが、山門前 住吉さんでは「久寿餅」と書きます。

 

名前の由来は、この餅の生まれた理由から来ているのです。

 

工藤さんにその由来を聞きました。

昔、久兵衛さんという方がいました。納屋に水にぬれた小麦粉を長期間放置していたところ、様子が変わり、でんぷんが沈殿していました。

そのでんぷんを蒸してみると、これがおいしい餅となることを発見。

大師様にこれを献上すると、これが好評で、久兵衛の久と無病長寿の寿で久寿餅と名付けられて、今日まで多くの人に愛される和菓子となったそうです。

 

こちらがその「久寿餅」

白い半透明のお餅に、きな粉と黒蜜がかかった、その姿を見るだけでも幸せになれそうなこのお菓子が、偶然の産物だったとは。

(こちらは、季節ごとに変わる型取り久寿餅、秋ということでイチョウの葉の形をしています。)

 

スプーンを入れると、跳ね返されるような弾力があります。

一口頂くと、きな粉の香ばしさ、黒蜜のあまーい味わいが、口の中でふわっと広がり、もっちりとした餅の触感がたまりません。

つるんと飲み込むと、次の一口に手が伸びていました…

 

工藤さんは「色々と試したけど、久寿餅には、きな粉と黒蜜をかけて食べるのが結局一番おいしいです」と話していました。

 

工藤さん、私もそう思います!

 

ちなみに、この久寿餅の横についているお茶。とても美味しいな~と思っていたところ

「久寿餅に合うようにオリジナルで作っているお茶です。」と工藤さんが教えてくださいました。美味しい理由が分かりました。

「山門前 住吉」さんはお店の一部が喫茶になっていて、その場で久寿餅を楽しむことが出来ますよ。

そしてお大師様のご縁日、毎月20・21日には久寿餅が半額以下の200円です!

 

是非、川崎大師にご用事のある際には、山門前 住吉さんで「久寿餅」で一休みして、ご家族や友人にお土産の「久寿餅」を買っていかれるのはいかがでしょうか。

 

山門前 住吉

神奈川県川崎市川崎区大師町4-47

TEL 044-288-4437

 

公式HP:https://kuzumochi.com/

 

最新ブログ