今回は、元宝塚スターで俳優の檀れいさんが登場。映画デビューの時のエピソードや、名歌手・テレサテンにまつわるお話など伺いました。

宝塚での最後の公演中、映画デビューのオファーがあったという檀さん。本来は、公演後に、ゆっくりその後のことを考えようと思っていたようで、その時のことを振り返りました。

檀：退団公演の東京公演の最中、松竹さんの方から
　　「こういう映画があるので出てほしい」という
　　オファーがありまして、

徳光：それが山田洋次監督の作品？

檀：はい。その時、私はもう退団公演のことが　　
　　頭がいっぱいだったので「すぐにお会いしたい」って
　　いう話だったんですけれども 
　　「それはできません」とお断りしまして…

徳光：（笑い）

檀：「終わってからだったら、会えるかな」と思って
　　「退団公演が終わるまでお待ちいただけますか」って
　　伝えて、もしこれでご縁がなかったら
　　「まあ、それはしょうがないなぁ」なんて思ってたんですね 。
 　　でも向こうから「終わってから会いませんか？」って
　　いうことになったんです。
　　でも、退団したばっかりでしたので、事務所も決まってなく
　　歌劇団の方に、間に入っていただいて
　　山田洋次監督に初めてお会いしました。 

徳光：じゃあ山田監督の目に止まったってことなんですね。

檀：どういう経緯か私はわからないんですけれども 。

徳光：それは、檀さんの美しさだけではないと思うんだよね。
　　　可憐さとかだけじゃなく、山田監督ですから。
 　　   存在感をやっぱりその評価されまして…
　　　声をかけられたこと自体は、嬉しかったですか？ 

檀：嬉しかったですし、自分の中で
 　　「何がなんだかよくわからなかった」っていうのが正直なところです。

徳光：映画の世界は全くわからなかったんだね。

檀：もちろん山田監督のお名前だったり作品っていうのは
　　存じ上げてたんですけれども、
　　まさか自分が映画の世界に飛び込んでいくっていうのは
　　想像してなかったですし、
　　でも、飛び込んだ時には、事務所も決まってなかったので、
　　撮影中は本当に”一人で飛び込みました”っていう感じでした。

徳光：一人で（笑）
　　　付き人とかマネージャーもなく？

檀：はい

徳光：えー！そんな女優生活が初期はあったっていうことですね。

檀：それがスタートでしたね。

その後、『武士の一分』『釣りバカ日誌』といった檀さん出演の初期の作品をあげ「名演技でした」と徳光さんも絶賛しきりでした。

また、自身のコンサートでも歌うほどテレサ・テンさんの大ファンでもある檀さんが、ファンとなるきっかけを振り返りました。

檀：中学生とか高校生とかの時、だと思うんですけれども

徳光：中学時代に「時の流れに身をまかせ」聞いてたの？（笑）

檀：私、テレサ・テンさんが大好きで、子供のころから。
　　彼女が歌うとテレビの前にかじりついて見てたっていうか、
　　とっての可愛らしい声で優しく語るように歌うじゃないですか？
　　それが大好きで、高校の時に同級生の男の子も女の子も一緒になって
　　カラオケボックスに行った時に、
　　みんなの前で初めてこの曲を、歌ったんです 。

徳光：そうなんですか？ 

檀：高校生なのに（笑）

その後、テレビ番組でテレサ・テンさんの歌を中国語で歌った時のお話や、テレサ・テンさんの故郷・台湾を訪問した時のエピソードでも盛り上がりました。

その他、こちらのradikoタイムフリーからもお聴きいただけます。

https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20240803064015

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