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2026.02.15

サンデー早起キネマ『センチメンタル・バリュー』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

2/8の2本目は、ノルウェーから届いた壊れた親子と家族の物語
『センチメンタル・バリュー』

センチメンタル・バリューとは、「感情的な価値…その人にとって思い入れのあるもの」のことです。
去年の第78回カンヌ国際映画祭で、カンヌ最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、グランプリを受賞した作品。
今年度のアカデミー賞も期待されている話題作が、ついに日本で公開されます。

監督は、日本でも大ヒットした映画『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。
恋愛と人生の選択を描いた後、次のテーマに選んだのは、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみです。

ノルウェーの首都オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を持ち穏やかに暮らす妹のアグネスの元へ、ある日、二人が幼い頃、家族を捨て家を出ていったきりの映画監督の父・グスタヴが現れます。
15年ぶりの新作映画の主演を娘ノーラに依頼するためでした。いまだに父親への怒りと失望を抱えるノーラは、その申し出をきっぱり拒絶。
ほどなくして、アメリカの若手人気スター、レイチェルが代役に抜擢されます。さらに、映画の撮影場所が、かつて家族が暮らしていた実家であることを知って、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていくのです。
果たして、この家族はどんな行く末を迎えるのでしょうか?

家族に残された心の傷、芸術家としての衝動、親子や姉妹の間にある複雑な絆…派手な作品ではないけれど、一つ一つの出来事がとても心に沁みました。
人は誰でも心に傷を持っていますよね。その傷を上手に癒せる人と、ずっと棘のように刺さって痛み続けている人もいます。特に、幼い頃の経験は、鮮烈過ぎて傷も深くなるのではないでしょうか。

どうやったら、どれだけ時間が経てば傷をいやすことができるのか…傷を負った頃の自分と向き合い、出来事を辿ることが助けになるのかもしれません。姉のノーラと妹のアグネスが、そんな過程を経ていく姿に涙が流れました。
あの時は気づかなくても今ならわかることがある!彼らがたどり着く結末に、私たちの心の中にも爽やかな風が吹き、傷を癒してくれるようでした。
きっと、この経験こそが、あなたにとっても “代えがたい”もの=sentimental valueになるはずです。

『センチメンタル・バリュー』
2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:映画『センチメンタル・バリュー』公式サイト
監督:ヨアキム・トリアー 『わたしは最悪。』
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
配給:NOROSHI ギャガ
英題:SENTIMENTAL VALUE/2025年/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/字幕翻訳:吉川美奈子/レーティング:G 
© 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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