ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.10.05

サンデー早起キネマ『シークレット・メロディ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

10/5の1本目は、初恋の喜びと切なさを多彩な音楽が彩る韓国の超~純愛物語
『シークレット・メロディ』

原案は、2007年に台湾で大ブームを巻き起こした青春映画の金字塔。去年、日本版が製作されましたが、現代的な解釈と変更を加え、結末も新たに最高純度で韓国版が登場しました。

幼少の頃から天才少年ピアニストとして活躍してきたユジュンは、コンクールで原因不明の発作を起こし、静養するためドイツから韓国に戻ってきます。
ある日、編入した音楽大学の練習室で、美しいピアノ曲を弾くジョンアに出逢います。運命の音に導かれるように惹かれ合う二人、すぐにお互いがなくてはならない存在となっていきました。
しかし、ある日を堺に、二人は突然逢えなくなってしまいます。なぜ…?
そんな中、1本の電話をきっかけに、ジョンアがいる場所に向かって走り出すユジュン。そしてジョンアもまた、ユジュンの元へと向かっていたのです。二人の大切な未来を、自分たちの手で選ぶために…。

ピアニスト・ユジュンを演じるのは、K-POPグループ EXOのメンバー・D.Oこと、ド・ギョンス。
役者としても大活躍の彼にとって初めての等身大ラブストーリーです。
連弾やピアノ・バトル、オケとの演奏会など、天才的なピアノ演奏シーンが多いのですが、なんとピアノ初心者!家に防音ブースを設置して特訓し、たった3週間の準備期間で手に形を覚えさせることができたといいます。

ユジュンと恋に堕ちる女性・ジョンア役は、透明感あふれる可憐な佇まいが魅力のウォン・ジナ。
どうしても言えない“ある事情”を抱えた、どこか陰りのある大人びた表情と「ねえ、天使なの?」と思わず問いかけてしまうような笑顔のギャップにやられます!本当にはまり役です。
彼女も数か月間、まるでピアノと一心同体のように過ごし、ピアノと曲が自分の一部だと感じさせたそう。

メガホンを取ったのは、このコーナーでも紹介した衝撃の長編デビュー作『君だけが知らない』のソ・ユミン監督。
今回も、「えー?そういうことだったのか」と、伏線が一気に回収される気持ちよさと驚きに加え、見事な音楽シーンに感動を覚えるさらに上を行く作品に仕上がっています。
見ている途中、二人の純愛に胸がキュンキュンしすぎて、キャだのウだのヒャ~だの声が出てしまいます。
「想定外」で「最高純度」のラブストーリー、二人があまりにも可愛くて泣けてきます。

『シークレット・メロディ』
2025年10月3日(金)より、新宿ピカデリー他全国公開

公式サイト:映画『シークレット・メロディ』オフィシャルサイト
英題:Secret:untold melody 
原題:말할 수 없는 비밀
原案:ジェイ・チョウ
監督:ソ・ユミン
脚本:ソ・ユミン、ユ・スンヒ、シン・ウンギョン
出演:ド・ギョンス、ウォン・ジナ、シン・イェウン、ペ・ソンウ、カン・マルグム
本国公開日:2025年1月27日
2025年|韓国|韓国語|1時間43分|G|字幕翻訳:根本理恵配給:クロックワークス
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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