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8/31の2本目は、圧巻の映像で辿る実在した希代のカリスマの激動の人生
『リモノフ』
この映画の主人公、実在の人物、エドワルド・リモノフを御存じでしょうか?
詩人にして革命家、亡命者であり兵士―いくつもの顔を持つリモノフは、1943年ウクライナで生まれます。作家活動中の20代にソ連への反体制活動で国外追放処分を受け、アメリカに亡命。その後、ヨーロッパへ渡ります。
ソ連崩壊の1991年にモスクワへ戻り、1993年「国家ボリシェヴィキ党」を共同設立、
反プーチン・反統一ロシア党を掲げ活動していましたが、2020年に亡くなりました。
この作品は、フランスの作家エマニュエル・キャレールの伝記小説「リモノフ」を基に描かれたフィクションです。
実在した希代のカリスマの激動の軌跡を、壮大なスケールと圧巻の映像と音楽で描き切ったのは、ロシアのキリル・セレブレンニコフ監督。
『インフル病みのペトロフ家』『チャイコフスキーの妻』などで注目されるカンヌ国際映画祭コンペ常連監督です。2022年には、ロシアから亡命しています。
「この映画は、コミックやコラージュのような様式をとっている」と話していますが、物語にピッタリのスタイル!時代を表す音楽と相まって、前衛的というかパンクな感じとリモノフの破天荒な人生が調和しているのです。
そして何より、リモノフを演じたベン・ウィショーの演技が素晴らしいのです!
彼は、『007』シリーズのQ役や『ウーマン・トーキング 私たちの選択』など、ハリウッド大作から個性派監督の作品まで出演し続ける演技派ですが、監督も原作者も、リモノフに会ったことがある人たち誰もが「リモノフそのものだった」と絶賛しています。
自由を渇望し、常に過激で、怒りを抑えられず、自分を過大評価するけれど、淋しがり屋のかまってちゃん、暴力と詩のはざまで世界を挑発し続けたリモノフ。その人生はなぜ人々を魅了し、世界から危険視されたのか。
20世紀後半を駆けぬけたリモノフの愛と破滅のシネ・バラードをご堪能下さい。
『リモノフ』
9月5日(fri)より全国公開
公式サイト:映画『リモノフ』オフィシャルサイト
主演 ベン・ウィショー
監督 キリル・セレブレンニコフ
原作 エマニュエル・キャレール
2024年|イタリア・フランス・スペイン|133分|5.1ch|シネマスコープ|英語・露語・仏語|原題:LIMONOV.THE BALLAD|R15+|字幕翻訳:北村広子|提供:クロックワークス、プルーク|配給:クロックワークス
© Wildside, Chapter 2, Fremantle España, France 3 Cinema, Pathé Films.
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