ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.07.06

サンデー早起キネマ『DROP/ドロップ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

7/6の3本目は、半径15m以内にいるのは全員容疑者!現代のテクノロジーを利用したスリラー
『DROP/ドロップ』

スマートフォンのドロップ機能…使ったことありますか?近くにいる人と写真やメッセージのやり取りが簡単にできるので、私もよく使います。
でも、まったく知らない人から突然、とんでもないメッセージが送られてきたら、どうしますか?

主人公は、幼い息子を育てているシングルマザーのバイオレット。
夫の死を乗り越えられない彼女はためらいながらも、マッチングアプリで知り合った男性ヘンリーと何年かぶりにディナーに出かけることに。
ビルの最上階にある都会的なレストランの夜景がよく見える窓際の席に着くと、突然スマホに見知らぬ誰かからDROPメッセージが次々に届きます。
彼女は、メッセージの内容を誰にも話してはならず、指示に従わなければ、自宅の防犯カメラに映っている覆面の人物が、幼い息子と子守をしてくれている妹を殺すと脅されます。
ヘンリーに気づかれないように一つずつ指示をクリアしていくバイオレットに最後に届いたのは、「目の前にいるデートの相手を殺せ」 というメッセージ。                                                  
DROPの通信圏は半径15m以内、犯人は間違いなくこのレストランに居る誰か…。その目的とは?

バイオレット役は、TVシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」や「理想のふたり」でブレイクしたメーガン・フェイヒー。
デート相手のヘンリーには、『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』のブランドン・スクレナー。
2人を軸に物語が展開していくのですが、怖いのに同時にワクワクも感じるさすがの手腕をみせたのは、『ハッピー・デス・デイ』『ザ・スイッチ』のクリストファー・ランドン監督。

ほぼレストランの中だけで展開する物語。周辺を見回すと全員が怪しいと思えるのです。
犯人は一体誰なのか?あの人?いやこっち?自分もレストランにいるような臨場感を味わうことができます。
そして、何より怖いと思ったのは、「これは現実に起きても不思議ではない」ということ。防犯カメラやスマホ…普段、安全のためと思って使っているテクノロジーが、恐怖を知らせるだけのものになり、テクノロジーに監視されてしまうのです。
ほぼレストランの中だけなのに、ハラハラドキドキが止まらないワン・シチュエーションスリラーを是非体感してください。

『DROP/ドロップ』
 7 月 11 日(金)

公式サイト:Universal Pictures Japan
原題:DROP / 2025 年/アメリカ/スコープサイズ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:種市譲二/上映時間:1 時間 35 分/提供:ユニバーサル・ピクチャーズ&ブラムハウス/製作:プラチナム・デューンズ&ブラムハウス/配給:東宝東和
 Ⓒ2025 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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