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4/27の2本目は、中国の2大トップスター フー・ゴー×ウー・レイの共演。夢破れた脚本家が辿り着いた弔辞を代筆する仕事…死を見つめ生を描くヒューマンドラマ
『来し方 行く末(こしかた ゆくすえ)』

世界的に評価の高い中国映画界の俊才リウ・ジアイン監督が、長年の思索を重ねて熟成させた14年ぶりの待望の3作目です。

主人公のウェン・シャンは大学院まで進学しながら、脚本家として商業デビューが叶わずくすぶっています。的を射たアドバイスをしてくれる不思議な青年シャオインと同居し、今は、葬儀場から請け負う〈弔辞の代筆業〉のアルバイトで生計を立てています。
生前はどんな人だったのか、丁寧に取材をして書く弔辞は好評ですが、四十を前にしてウェンは、時間を見つけては動物園へ行き「このままで良いのだろうか」と自問自答しています。
そして、今日もウェンは様々な境遇の人たちに取材して話を聞きます。
同居していた父親と交流が少なかった男性、共に起業した友人の突然の死に戸惑う会社員、余命宣告を受けた婦人、ネットで知り合った顔も知らない声優仲間を探す女性など…弔辞の依頼人たちとの交流を通して、ウェンの中で止まっていた時間がゆっくりと進み始めるのです…。

主演のウェン・シャンを演じたのは、華やかな時代劇スターから近年では『チィファの手紙』や『鵞鳥湖の夜』の内面を掘り下げた演技が好評の国民的人気俳優のフー・ゴー。
同居人のシャオイン役は、『西湖畔に生きる』で圧巻の演技を披露し、
この作品がフー・ゴーと三度目の共演となるウー・レイ。
2人のいる空間がとても心地よい雰囲気を醸し出しています。

取材した人々の人生の欠片を拾い集め、言葉に託す日々を送るウェン・シャンにふと訪れる自分を見つめ直す瞬間…誰かが生きた証は、誰かの心を動かします。
私もこれまでに一度だけ弔辞を読んだことがあります。その人が残してくれた笑顔、叱ってくれた言葉、些細な出来事、何を思っていたのか、願いは何なのか…迫りくる時間の中、葬儀場の小部屋に籠ってそれこそウンウン唸りながらその人に向き合いました。
人の死を前にすると、人は多くのことを感じ、深く考えますよね。

人生の回り道を優しく包み込む静謐なヒューマンドラマは、心に爽やかな風が吹きぬけるような清々しい気分になれます。

『来し方 行く末(こしかた ゆくすえ)』
2025年4月25日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
公式サイト:https://mimosafilms.com/koshikata/
監督・脚本:リウ・ジアイン[劉伽茵]
出演:フー・ゴ―[胡歌]、ウー・レイ[呉磊] 、チー・シー[斎溪]、ナー・レンホア[娜仁花]、ガン・ユンチェン[甘昀宸]
2023年/中国/中国語/119分/カラー/1:1.85/5.1ch 原題:不虚此行 字幕:神部明世
配給:ミモザフィルムズ
©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd

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