ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.04.06

サンデー早起キネマ『HERE 時を超えて』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
4/6は、3本をご紹介。

1本目は、こんな映画見たことないっ!ある地点に暮らす幾世代もの家族の愛と喪失、記憶と希望の物語
『HERE 時を超えて』

世界的大ヒット作『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督、脚本のエリック・ロス、主演のトム・ハンクスとロビン・ライトが、30年後ついに再集結しました。
原作は、20か国以上で翻訳、絶賛されたリチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル「HERE」。
「すべてはHERE=ここで起こる」というテーマのもと、地球上のある地点にカメラが固定され、その視点が捉える場所で生きるものたちを映し出していきます。

始まりは、太古の昔。恐竜が駆け抜け、火山が噴火し、氷河期を迎えます。
やがて時が流れ、緑が芽吹き、木が育ち、先住民族の男女が出会います。
さらに時を超えて、大きくなった木が伐採され、1907年、一軒の家が建ちます。
物語の舞台は、家族が集まるこの家のリビング。いくつもの家族が入居しては出てゆきます。心を揺さぶるそれぞれのドラマと共に。
そして1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがこの家を購入、やがてリチャードが生まれます。
世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていました。そんな中、別の高校に通うマーガレットと出会い、2人は恋に落ちます。マーガレットは、大学に行って弁護士になることを目指していましたが…ここから思いがけない人生が始まります。

リチャード役はトム・ハンクス、マーガレットにはロビン・ライト。
ゼメキス監督は、VFXを使って、2人がそれぞれ、高校生から70代までをひとりで演じきるという前代未聞の挑戦を成し遂げました。
ハンクスとライトはVFXを加え、若くなったり年を重ねたりした映像を現場のモニターで見ながら、シーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整、革新的な演技を成功させました。

ある場所を定点カメラで映すNHKの番組「ドキュメント72時間」が好きですが、その永遠版という感じ。一か所だけを映し出しているのに、本当に壮大なのです。
アメリカのある場所の時代史を見ているようで、自分たちの歴史をも考えるきっかけになりました。今、私がいるこの場所は、1万年前は、100年前は、どうだったのかと考えるとワクワクします。

そして、原始時代から現代まで、人間が生きていく過程にはそんなに違いはないのだと実感しました。
人はそれぞれ立場や生き方が違いますが、それは本当に小さな差で、生まれたら死んでいく自然の一部なのだと、大局的に物事を見る視線を教えてもらえた気がします。だから、今を大切にしようと思いも!

『HERE 時を越えて』
4月4日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:here-movie.jp 
監督:ロバート・ゼメキス 
原作:リチャード・マグワイア 
脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス ロビン・ライト ポール・ベタニーケリー・ライリーミシェル・ドッカリー
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:HERE/字幕翻訳:チオキ真理 
提供:木下グループ 
配給:キノフィルムズ 
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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