ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2025.02.23

サンデー早起キネマ『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/23は、タイプは違えど心が震える日本の愛の物語を3本ご紹介。

2本目は、ロシアによるウクライナ侵攻から3年。小さな命を救うために奮闘する人々を追った《希望》のドキュメンタリー
『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』

2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻。戦争の惨劇が日々報道される中、ドキュメンタリー映像作家の山田あかね氏は、その現実を自分の目で確かめようと、侵攻から約1ヶ月後にウクライナへと向かいました。
山田監督はこれまでに、『犬に名前をつける日』や『犬部!』など数々の作品で、犬や猫の命をテーマに、福島や能登などの被災地への取材を重ねてきました。
そんな彼女だからこそ、〈戦場にいる犬たちの現実を伝えなければ〉という覚悟のもと戦禍のウクライナでカメラを回すことになったのです。
そして、一つの動画をきっかけに、犬を巡る“ある事件”を知ることに。
「戦場にいる犬たちに、何が起きたのか?」
その真相を探るため、ウクライナへ3年間に渡って通うことになりました。

このドキュメンタリーでは、戦場で生きる犬たちの様子をはじめ、その小さな命を救おうと世界中から駆け付けた人々の奮闘する姿が映し出されます。
ITの力で飼い主と犬や猫をつなぐためアニマルIDを開発、無償で提供している親子、ペットを連れた避難民の救助活動をする財団、動物シェルターのボランティア、戦地で動物の救出活動をしている元イギリス軍の兵士など。
人々は、なぜそこまでして犬の命を救おうとするのか?犬にとっての幸せとは?考えさせられます。

ウクライナのドキュメンタリーはこのコーナーでも何本かご紹介してきましたが、視点が違うとみえてくるものも違うのだと驚きました。
日本の報道では “まだ扱えない”小さな命の現実。人命が優先される中、小さな命が失われているのも事実です。その命を救うために奮闘する人々があんなにも沢山いるということに、驚くと同時に明るい希望が見えてきます。
誰もが世界の平和を願っているはずなのに、起きてしまう戦争。世界平和という大きな目標は大切ですが、自分ができるもっと小さなことから始めることが大事なのだとこの作品をみてつくづく思いました。
「小さな命を救うことが戦争へのレジスタンスだ」という言葉が腑に落ちました。

ナレーションは、保護犬と暮らす俳優の東出昌大さん。
戦禍のウクライナで《戦うこと》ではなく、《救うこと》を選んだ人々の希望の物語を是非劇場でご覧ください。

『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』
2025年2月21日(金)より全国公開

公式サイト:https://inu-sensou.jp/
監督・プロデューサー:山田あかね 
ナレーション:東出昌大 
配給:スターサンズ
製作:『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』製作委員会
2024年/日本/109分/5.1ch/映倫区分G 
©『犬と戦争』製作委員会

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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