ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.02.16

サンデー早起キネマ『ジェイラー』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/16は、各国の名優たちの演技に圧倒される3本をご紹介。

3本目は、『ムトゥ 踊るマハラジャ』でお馴染みのスーパースター・ラジニカーント主演。闘うシニアがカッコいい!笑いと涙のエンターテインメント
『ジェイラー』

1995年のロマンティック・コメディ映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』で旋風を巻き起こし、第一次インド映画ブームの立役者となったラジニカーント。その後も数多くのヒット作が紹介されてきましたが、主演作が、3年ぶりに日本で劇場公開されます。なんとデビュー以来169本目の出演作です。

チェンナイに住む元警察官のムトゥ・パンディヤンは、妻、息子、息子の妻、幼い孫とともに穏やかで幸せな毎日を過ごしています。
一人息子のアルジュンは、ムトゥに影響され警察官になり、正義感の強さは人一倍。ムトゥの誇りでした。
しかしある日、アルジュンが行方不明に!美術品マフィアを深追いしすぎて消されたのだと噂になります。ムトゥは、アルジュンを厳格に育てが故に死ぬことになってしまったのかと自分を責め、一民間人として独自に捜査を始めます。
そして、ヴァルマという男が牛耳るその美術品マフィアとの戦いの中で、現役時代に、荒れる刑務所を仕切り“タイガー”の名で怖れられていた元看守〈ジェイラー〉ムトゥの真の姿が明かされていくのです。

行方不明の息子を探すため、犯罪組織と戦う元看守・ムトゥを演じたのは、74歳のラジニカーント。
冒頭では、孫の動画配信の手伝いをさせられ、買い物に出かけては車に轢かれかける「お爺ちゃんライフ」がたっぷり語られますが、ひとたび犯罪者のハントが始まれば、容赦を知らぬ仕置人となります。
かつて巨大監獄の看守として、荒くれ者たちを腕力と知力で仕切っていた時代の「舎弟」たちを助っ人に、凶悪な犯罪組織に立ち向かいます。

ヒーロー・ムトゥのキメのポーズは、サングラスを外して腰のあたりで一振り!これが、カッコよくて、「おおっ!」となるのです。
もちろん、インド映画らしく、歌あり、ダンスあり、アクションありの168分間。
二転三転、終わりそうで終わらない思いがけない展開に飽きることがありません。まさかのラストシーンに、グッとくること間違いなし。
とぼけた爺ちゃんから冷徹無比な戦闘マシーンへ!悪をもって悪を誅する、笑いと涙の壮大なエンターテインメントを、是非劇場でご覧ください。

『ジェイラー』
2025 年 2 月 21 日(金)より 新宿ピカデリーほかにて全国順次公開

公式サイト:映画『ジェイラー』公式サイト
出演:ラジニカーント
シヴァラージクマール、モーハンラール、ジャッキー・シュロフタマンナー、ラムヤ・クリシュナ、ヴィナーヤガン、スニール、ヨーギ・バーブほか
監督・脚本:ネルソン・ディリープクマール
原題:Jailer/ 2023 年/インド/タミル語/ 168 分
配給:SPACEBOX
©SUN Pictures

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    パーソナリティ
    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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