おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/2は、違う種類のドキドキが味わえる3本。

3本目は、ドリーム・ワークス・アニメーションが30周年記念に贈る奇跡のアドベンチャー！
『野生の島のロズ』

原作は、ピーター・ブラウンの傑作児童小説「野生のロボット」。
今年のアカデミー賞・長編アニメーション賞を始め3部門にノミネートされました。

輸送中、台風に遭い行方不明になった人間のための最新型アシスト・ロボットの“ロズ”が目覚めたのは、過酷な大自然の無人島。彼女は、生き残りをかけ、野生動物たちの行動や言語を学習し始めます。
徐々に順応し始めたある日、雁の卵を見つけ孵化させたロズ。ひな鳥に“キラリ”と名付け、お調子者のキツネ“チャッカリ”や子沢山のオポッサムの母親“ピンクシッポ”の知恵を借りながら、「食べる・泳ぐ・飛ぶ」という渡り鳥に必要なことを手探りで教えていきます。そしてキラリの旅立ちの日、ロズは飛び立っていく姿をいつまでも見つめ続けました。まるで母親のように…。いつしかロボットのロズに“心”が芽生えていたのです。
動物たちにも受け入れられ、今や野生の島は彼女のホームになりました。しかし、そこから引き裂かれるような危機が迫っていたのです。果たしてロズと野生の島の運命は？

監督は『リロ＆スティッチ』『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダース。
ディズニーの古典映画やスタジオジブリからも多大な影響を受けたという監督は、伝統的な手書きアニメーションと革新的なCG技術を見事に融合させました。

とにかく映像が、美しく可愛いばかりでなく温かいのです。そして、飛ぶ鳥たちや走る動物たちの疾走感！
劇中の動物は47種類にのぼり、鳥たちが海を渡るシーンではなんと2万8,710羽の雁が登場！さらに、8万頭のチョウチョが舞うシーンもあるんですよ。
まるで自分も森にいるような感覚にドキドキ、ワクワクしました。

逆境に陥った時でも優しさを忘れないこと、変化に適応する柔軟性、子育ての難しさ、仲間の大切さ、さらには、自然とIT技術の共存という様々なテーマもあって、未来へのヒントになるかもしれません。
クスっと笑えるポイントはもちろん、号泣ポイントが沢山あって、マスクがびしょ濡れになってしまいました。

私は吹き替え版を拝見したのですが、声優さんたちも素晴らしかったです。
ロズには綾瀬はるかさん、チャッカリは柄本佑さん、キラリに鈴木福さん、ピンクシッポにいとうまいこさん。みなさん、見事なはまり役でした。
プログラムを超えて、生きる…心が芽生えたロボット・ロズと動物たちの感動と奇跡の物語を大スクリーンでご堪能下さい！

『野生の島のロズ』
2025年2月7日（金）TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー

公式サイト：野生の島のロズ
監督・脚本：クリス・サンダース
日本語吹替えキャスト：綾瀬はるか（ロズ）、柄本 佑（チャッカリ）、鈴木 福（キラリ）、いとうまい子（ピンクシッポ）、千葉 繁（クビナガ）、種﨑敦美（ヴォントラ）、山本高広（パドラー）、滝 知史（サンダーボルト）、田中美央（ソーン）、濱﨑 司（赤ちゃんキラリ）
本国声の出演：ルピタ・ニョンゴ（ロズ）、ペドロ・パスカル（チャッカリ）、キット・コナー（キラリ）、キャサリン・オハラ（ピンクシッポ）、ビル・ナイ（クビナガ）、ステファニー・シュウ（ヴォントラ）、マット・ベリー（パドラー）、ヴィング・レイムス（サンダーボルト）、マーク・ハミル（ソーン）ほか
原題：THE WILD ROBOT
全米公開日：9月27日（金）
配給： 東宝東和、ギャガ
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