おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/12は、日米韓、それぞれの国らしい作品をご紹介。
2本目は、なんというタイミング!アメリカから届いた衝撃作
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
世界中で最もヤバい大統領と呼ばれながらも、もうすぐ、2期目がスタートするドナルド・トランプ。
彼の発言や行動は規格外で、耳を疑うようなエピソードにあふれています。
しかし、怪物は決して生まれた時から怪物だったわけではありません。
成功を夢見る初々しい20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて劇的な変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く驚愕の問題作が誕生しました。
監督は、『ボーダー 二つの世界』『聖地には蜘蛛が巣を張る』の鬼才アリ・アッバシ。敵にまわせば命取りになりかねない希代のモンスターに、覚悟を決めて向き合った渾身の力作です。
20代のドナルド・トランプは危機に瀕していました。不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていたのです。
そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会います。大統領をはじめとする大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選び、法さえ無視する冷酷な男。
そんなコーンが“ナイーブなお坊ちゃん”だったトランプを気に入り、〈勝つための3つのルール〉を伝授。それは、「1.とにかく攻撃しろ。2.絶対に非を認めるな。3.勝利を主張し続けろ」というもの。
コーンは、服装から立ち居振る舞いまで、トランプを洗練された人物へと仕立て上げます。やがてトランプは、コーンの後ろ盾でいくつもの大事業を成功させるのですが、同時にコーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していくのです……。
トランプを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン。繊細な青年が怪物へと変貌していく過程を見事に演じました。正直、途中から本人にしか見えなくなりました。
トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予測不能な運命に飲み込まれる弁護士ロイ・コーンには、『ジェントルメン』のジェレミー・ストロング。残酷なまでに破綻していく師弟のドラマをエモーショナルに体現、胸にずしんときます。
『アプレンティス』は“見習い”という意味で、トランプが出演していたリアリティ番組のタイトル。そして、『ドナルド・トランプの創り方』…これ以上ピッタリのサブタイトルはないと思います。
ドナルド・トランプが全米公開を阻止しようとするほど封印したかった、衝撃という言葉ではとても足りない過去が、遂に解禁!
2期目のアメリカ大統領の創り方を是非、お確かめください。
『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
2025年1月17日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
公式サイト:映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』公式サイト
監督:アリ・アッバシ
脚本:ガブリエル・シャーマン
出演:セバスチャン・スタン、ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァ、マーティン・ドノヴァン
2024年/アメリカ/英語/123分/カラー/ヴィスタ/字幕翻訳:橋本裕充
配給:キノフィルムズ
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