ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2023.12.03

サンデー早起キネマ『ナポレオン』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
12/3は、それぞれ違う愛のカタチを描いた3本をご紹介。

1本目は、今世紀最大級の歴史スペクタクル
『ナポレオン』

撮影カメラ11台に8000人を超えるエキストラ…多額な製作費をかけヨーロッパロケを敢行。
巨匠リドリー・スコット監督とアカデミー賞俳優ホアキン・フェニックス、『グラディエーター』以来23年ぶりの再タッグが実現しました。

1789年、自由・平等を求めた市民によって始まったフランス革命。国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り、皇帝にまで上り詰めたナポレオン。
最愛のジョゼフィーヌを娶り幸せなはずでしたが、妻を溺愛するナポレオンとは裏腹に、奔放なジョゼフィーヌは浮気を重ね、夫婦関係はねじ曲がっていきます。そんな奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に、幾多の戦争を仕掛けるナポレオン。生涯指揮した戦闘はなんと61!累計300万人以上が戦死しました。
田舎町に生まれた青年は、軍人・政治家として揺るぎない成功をおさめながら、なぜ残虐な戦いに取りつかれ、冷酷非道な怪物に変貌したのか?真実のナポレオンは、気高く誠実な《英雄》か、それとも恐るべき《悪魔》か?
52年の生涯に渡り、彼を駆り立てたものとは一体何だったのでしょうか?

戦いのシーンはスペクタクル!スクリーンを埋め尽くす兵隊と馬。爆発する大砲の音、飛び散る血や泥。まるで戦場に引きずり込まれたかのようなリアリティさ。
86歳になったばかりのリドリー・スコット監督の気力体力に驚くばかりです。
ナポレオン役は、監督に「彼のようにナポレオンを演じられる俳優はいない」と言わしめたホアキン・フェニックス。戦場での雄々しい姿と愛する人を前にした弱い一人の男の姿…さすがとしか言いようがない演技力です。
そして、ジョゼフィーヌに、ヴァネッサ・カービー。ただ美しいだけではない、放っておけない妖艶さがものすごく魅力的。ナポレオンが溺愛するのもわかります。

監督は、「ナポレオンは私生活でも妻ジョゼフィーヌとのロマンディックな戦争を繰り広げていた」と話していますが、妻の浮気に嫉妬し、悩む一人の男としてのナポレオンがたっぷり描かれています。
壮大な歴史ものではありますが、私は生涯1人の女性に心を奪われた男の愛の映画だと思いました。歴史上の英雄の表の顔と裏の顔を存分にお楽しみください。

『ナポレオン』
全国上映中

公式サイト:映画『ナポレオン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ (napoleon-movie.jp)
配給:ソニー・ピクチャーズ

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

    • 過去のホームページ
    • 中山秀征の有楽町で逢いまSHOW
    • 週刊 なるほど!ニッポン
    • ウィークエンド・ケアタイム 「ひだまりハウス」 ~うつ病・認知症について語ろう~