ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2022.05.22

サンデー早起キネマ『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
5/22は、登場人物たちの熱い思いに涙と笑顔があふれる3本をご紹介。

2本目は、“生誕100年”を記念して緊急公開されるドキュメンタリー映画
『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』

1922年、大正11年5月15日生まれの瀬戸内寂聴さんが、惜しまれつつ99歳で亡くなったのは、去年11月のことでした。
死の直前まで月刊誌、新聞の連載をこなす現役の作家であり、2020年1月まで行っていた月1度の法話には全国から人々が押し寄せる“最長寿の国民的アイドル”。
駆け落ち、不倫、三角関係など、自らの体験を私小説として次々発表し、世間のバッシングにさらされながらも女流作家として地位を確立。
51歳で出家し、僧侶として作家として、大活躍されました。

この作品を世に出したのは、寂聴さんに17年間も密着取材を続けた中村裕監督。
2人は、日常的にすべてを報告し合う、母と子であり、親友であり、恋人ともいえる
本当に不思議で素敵な関係です。
監督のことを「裕さん、裕さん」と親しげに呼ぶその声には信頼と愛情がこもっています。
長年寄り添い続けた監督だからこそ描ける“誰も知らない瀬戸内寂聴”さんの“本音”や“金言”の数々がいっぱいの貴重なドキュメンタリー作品なのです。

人はそれぞれ生まれた背景も生きてきた道も背負っているものも違います。でも、寂聴さんの言葉には、どんな人にも届くものがあるんですよね。
中村監督は「映画の中で言葉が残っていくので、それを皆さんが味わってくれたら嬉しいです。亡くなりはしたけど、いなくなりはしていないのです」と仰っていますが、本当に寂聴さんが今も笑いながら「あなたダメよ、しかりしなさい」とか「好きなことしなさい」とか、背中を押してくれているようです。
先が見えない閉塞感に包まれているような今、「大丈夫よ」って笑ってくれる国民のお母さんのように思えてなりません。
あなたも寂聴さんと中村監督の優しくてホッとできる時間を一緒に過ごしてみませんか?

『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』
5月27日(金) 角川シネマ有楽町他、全国ロードショー

公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/jakuchomovie/
監督:中村裕
出演:瀬戸内寂聴
プロデューサー:松浦敬 阿部毅 成瀬保則 伊豆田知子
配給:KADOKAWA 制作:スローハンド 協力:曼陀羅山 寂庵
©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会
上映時間:95分

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      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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