ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2022.05.22

サンデー早起キネマ『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
5/22は、登場人物たちの熱い思いに涙と笑顔があふれる3本をご紹介。

1本目は、イギリスで話題騒然の実話から生まれた感動の物語
『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』

その実話とは…2009年のこと。戦況が悪化するアフガニスタンへ愛する人を見送り、イギリス軍のキャタリック駐屯地で帰りを待つ軍人の妻たちが結成した合唱団の物語。
夫の無事を祈ることしかできない中、互いに支え合い前向きに生きるために始めた合唱団の活動は、メディアにも取り上げられ、やがてイギリス中、そして世界各地へと広がっていったのです。

イギリス軍大佐の妻ケイトは、基地で暮らす妻たちを元気づけ共に苦難を乗り越えようと、ホームパーティーやサークル活動を提案しますが、仕切りやで強引なその熱意は空回り気味です。
そんな中、何気なく始めた“合唱”に多くの女性たちが笑顔を見せるように。
最初は引き気味だった妻たちのまとめ役のリサも、かつて演奏していたキーボードをガレージから引っ張り出し、積極的に関わり始めます。
しかし、格式高く合唱したいケイトとカジュアルに楽しみたいリサは衝突を繰り返し、集まったメンバー達も、美しい歌声を隠そうとしたり、音程を外して大声で歌ったりと、心も歌声もバラバラ。
担当の将校も耳を覆うありさまでしたが、衝突や失敗を乗り越えながら共に歌い続けるうちに、妻たちは、同じ気持ちを持つ仲間として互いを認めていくようになります。
そして心が一つになるにつれ、次第に美しい歌声を響かせるようになった合唱団に、ある日、毎年大規模に行われる戦没者追悼イベントへの招待状が届きます。思いがけない大舞台に浮足立つ妻たち!
そんな時、彼女たちが恐れていた知らせが…。

大切な人が無事に帰ってきてくれることだけを祈り毎日基地の中で暮らす女性たち。深夜の電話や突然ノックされるドアの音におびえる日々は、本当に辛いですよね。でも、そんな中でも明るくユーモアたっぷりに毎日を過ごす彼女たちが素晴らしいです。
最初は下手だった合唱がだんだん上手になっていく様子がリアルだなぁと思っていたら、リハーサルは行わず、撮影現場でライブ録音をしたのだそうです。

メガホンを取ったのは、『フル・モンティ』でおなじみのピーター・カッタネオ監督。「感情に迫る音楽のパワーと、共に歌うことのカタルシスを称える作品を作ること」を目指したといいます。
本当にその通りの作品に仕上がりました。彼女たちと一緒に泣いたり笑ったり、気づいたら、自分も基地で暮らしている気分になり、最後は大泣きです!
「謙虚なヒナゲシより、ヒマワリになってやろう!」耐えて待つ存在から自分を表現する一人一人の女性へ…彼女たちの姿に勇気づけられること間違いなしです。

『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』
5月20日(金)
ヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋全国順次公開

公式サイト:映画『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』公式サイト (singasong-movie.jp)
監督:ピーター・カッタネオ(『フル・モンティ』)
出演:クリスティン・スコット・トーマス シャロン・ホーガン ジェイソン・フレミング グレッグ・ワイズ
原題:Military Wives│2019年│イギリス│英語│112分│カラー│スコープ
字幕翻訳:高内朝子│映倫区分:G(一般)│配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
© MILITARY WIVES CHOIR FILM LTD 2019

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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