ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2022.01.06

サンデー早起キネマ・番外編『ニューヨーク1997』

毎週おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
今回は番外編。オンエアとは別に、是非ご覧頂きたい作品を取り上げます。

ホラー映画の帝王ジョン・カーペンターが放つSFアクション
『ニューヨーク1997』

新春1/7から「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022」で、3週間限定でリバイバル上映されます。
『ニューヨーク1997』は1981年の作品で、16年後1997年の近未来を描いています。その近未来さえ、四半世紀も過ぎ去ってしまった今、この作品の素晴らしさが実感できます。

舞台は、犯罪発生率400%を越えたアメリカ。
ニューヨーク・マンハッタン島は巨大な監獄と化していました。
1997年、大統領を乗せた飛行機がテロリストに乗っ取られマンハッタン島に墜落。
連絡を受けた警備隊は、元特殊部隊の囚人スネーク・プリスキンに取引を持ちかけます。
「24時間以内に大統領を救出することができれば無罪放免、しかし救出が失敗したり脱走を試みれば、体内に埋め込まれた爆弾が爆発する」
さあ、どうするスネーク!タイムリミットまでに大統領を救出し、自分も生き残れるのか?!

一言、「面白い!」です。
タイムリミットが迫る中で、次から次へと襲いかかる危機に泥臭く闘う男スネーク・プリスキンが文句なしにカッコいい!そして、マンハッタンを埋め尽くす囚人たちがそこかしこからウジャウジャと湧いてきて、そのさまはゾンビ映画と見紛うほど。
銃撃戦にカーアクション、一騎打ちにゾンビ…なんでもありのアクションに、どんどん引き込まれて99分があっという間でした。
そして、権力とその下で働かなければならない人間模様は、今も昔もおんなじなんですね…。
1981年から思い描いた1997年のIT化は現実と違っていたけれど、レトロスペクティブな警察や飛行機の機器も見どころです。

ジョン・カーペンター監督作品は、観る機会もなく、分野的に敬遠していたところもありますが、なんと色褪せない作品なのでしょうか。なぜ今まで避けてきたのか…後悔しきりです。
「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022」では、他に『ザ・フォッグ』『ゼイリブ』も公開されます。リバイバル上映は3週間限り!急がなくっちゃ!!

『ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022』

1/7(金)―1/27(木)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

公式サイト:longride.jp/johncarpenter/

■『ニューヨーク1997』
制作年:1981年 日本公開:1981年5月23日 【99分】
出演:カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、アイザック・ヘイズ
© 1981 STUDIOCANAL SAS – All Rights Reserved.

■『ザ・フォッグ』
制作年:1980年 日本公開:1980年5月31日 【89分】
出演:エイドリアン・バーボー、ジェイミー・リー・カーティス、ジャネット・リー
© 1979 STUDIOCANAL All Rights Reserved.

■『ゼイリブ』
制作年:1988年 日本公開:1989年1月28日 【94分】
出演:ロディ・パイパー、メグ・フォスター、キース・デヴィッド
© 1988 STUDIOCANAL S.A.S. All Rer/

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    パーソナリティ
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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