おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
11/21は、もがき苦しみながらも自分らしく生きるために頑張る人達を描いた作品を2本ご紹介。
2本目は、東京を舞台に今を生きる13人の若者達の姿をドラマティックに描いた
『スパゲティコード・ラブ』
監督は、トップアーティストのミュージックビデオやCМ、ドキュメンタリーなどで活躍する映像クリエイターの丸山健志氏。初監督作品です。
独特な映像と見事なストーリーで、見れば見るほど引き込まれていきます。
タイトルの“スパゲティコード”ってご存知でしたか?私はこの作品で初めて知りました。
実行順序や構造が複雑で整理されておらず、解読するのが難しい、スパゲティのように複雑に絡み合ったプログラミングコードのことだそうです。
舞台は、様々な若者の夢と憧れ、そして苦悩がひしめく東京。
アイドルへの想いを断ち切ろうとするフードデリバリーの配達員・シンガーソングライターの夢を諦めた女の子・Facebookの友達は5千人を超え、住む家を持たないノマド生活を続ける男の子・気鋭の広告クリエイター・コミュニケーション能力だけで渡ってきたカメラマンなどなど。
現在/過去の恋人、仕事仲間、客と店員…一見、無関係な13人の若者たちの物語は、スパゲティコードのように複雑に絡み合いながら一つのエンディングに向かって突き進んでいきます。
出演者は、フードデリバリー配達員役は倉悠貴さん、他に、三浦透子さん、清水尋也さん、八木莉可子さん、土村芳さん、ゆりやんレトリィバァさんなど、今注目の若手ばかり。
紹介のBGMは、指原莉乃さんがプロデュースしているアイドルグループ・≠ME(ノットイコールミー)の曲で、この作品にもメンバーがアイドル役で出演しています。
インターネットが発達し、SNSが台頭してきた今だからこその悩みもあるんだと改めて思いました。
現代の若者たちの物語ではありますが、老若男女誰もが、13人の誰かに、いえ、誰か1人ではなくても、彼らの時々の行動やその思いに共感できると思います。
誰もが寂しさを抱えているはずなのに、一人で寂しさを抱いて生きていかなければならないのは人間の宿命なんでしょうか。
でも、きっと分かち合える瞬間はあるし、だからこそ、その瞬間が輝くのかもしれない!
それに、自分が知らないところで知らないうちに、誰かを助けているかもしれませんよ。
そんな希望も湧いてきます。
現代の東京を舞台に、自分の存在意義や居場所、愛情を求めてさまよう彼らのリアルな“心根”に触れた新時代の青春群像劇は、きっとあなたの琴線にも触れることでしょう。
『スパゲティコード・ラブ』
11月26日(金)渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
公式サイト:https://happinet-phantom.com/spaghetticodelove/
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©『スパゲティコード・ラブ』製作委員会
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