ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.11.14

サンデー早起キネマ『SAYONARA AMERICA』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
11/14は、11/12に公開された、希望をもたらしてくれる作品を3本ご紹介。

3本目は、心をマッサージしてくれるようなドキュメンタリー作品
『SAYONARA AMERICA』

2019年、音楽活動50周年を迎えた細野晴臣さんがアメリカで行った初のソロライブと、今の細野さんのつぶやきやメンバーとのインタビューなどで綴られています。
戦後1947年生まれの細野さんは、幼い頃からアメリカのポップス・ロックに親しみ、アメリカ文化に大きな影響を受けて育ちました。
1969年に《エイプリルフール》でデビュー、その後は《はっぴいえんど》《ティンパンアレー》《Yellow Magic Orchestra》で活動。
多くのアーティストに曲を提供し、映画音楽を手掛けるなど様々なジャンルの音楽を追求し、常に進化し続けています。最近はアメリカの古きよき音楽を精力的に演奏してきました。

そんな細野さんが行ったアメリカ公演は、2019年5/28、29にニューヨークのグラマシー・シアター、6/3のロサンゼルスのマヤン・シアターと、3日間行われました。
実はアメリカでの公演を心配していた細野さんですが、チケットはすぐに完売。
当日はファンが長蛇の列を作り、「好きなアルバムは100万回聴いた」「僕の人生の中で一番“アメリカ”を感じた」など、細野さんの素晴らしさを熱く語ります。

そのライブは、曲はもちろん、チャーミングな細野さんが本当に素敵なんです。
映画なのに、まるでアメリカのライブ会場にいるかのように、体が自然にリズムに合わせて揺れてしまいます。それがなんとも心地よく、心の奥までマッサージしてくれるようです。
細野さんがいかにアメリカの音楽を愛し、大切にしてきたのかがよくわかります。

そして、ライブの次の年には新型コロナウィルスで世界中が大変なことになりました。コロナ禍でアーティストの方がどんな思いで過ごしているのか、率直な言葉が胸を打ちます。
みんなが我慢をしてきて次が見えてきたこんな時期だからこそ、多くの方にご覧頂きたい作品です。
細野さんの音楽で心が温かく軽やかになり、次に歩き出す希望のようなものが湧いてきます。

『SAYONARA AMERICA』

11/12(金)シネスイッチ銀座、シネクイント、大阪ステーションシティシネマ他全国順次公開

公式サイト:gaga.ne.jp/sayonara-america

出演・音楽:細野晴臣 
監督:佐渡岳利『NO SMOKING』(19)、プロデューサー:飯田雅裕『NO SMOKING』(19)
制作プロダクション:NHKエンタープライズ 企画:朝日新聞 配給:ギャガ
ⓒ2021“HARUOMI HOSONO SAYONARA AMERICA”FILM PARTNERS

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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