ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2021.08.29

サンデー早起キネマ『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
8/29は、3つの国から人生賛歌の物語を3本ご紹介。

続いては、アメリカで50年間も封印されていた大規模・音楽フェスティバルの記録

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

1969年、あのウッドストックと同じ夏、NYハーレムのマウント・モリス公園で、6~8月の6回の日曜に30万人を集めたもう一つの音楽フェスがありました。
その名も「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。
マーチン・ルーサー・キング牧師の暗殺一周忌を記念して行われたフェスティバルに集まったのは、当時のブラック・カルチャーを牽引するミュージシャン、文化人、政治指導者たち。

当時、「メディアからほとんど興味を持ってもらえなかった」というフェスを収録した映像は、50年間も地下室に封印されていました。
この封印されていた至高のパフォーマンスに、重要な歴史的映像や当事者の証言をミックスして素晴らしいドキュメンタリーに仕上げたのは、これが映画監督デビュー作となったアミール“クエストラブ”トンプソン。
ヒップホップグルーブ ザ・ルーツのドラマーで、DJ、音楽プロデューサーです。
「この映像が無視されたことこそ黒人文化の抹消の例。自分が生きている間にこうしたことが再び絶対に起きないようにしたい」と語っています。

若かりし日のスティービーワンダーのドラムソロで始まるこの作品、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、BBキング、ザ・フィフスディメンションなど、24曲で構成。
スクリーンからの圧を感じるほど、パワフルな歌声とパフォーマンスが堪能できます。
ブラックミュージシャンたちの歌声は、あれからほぼ50年たった今も人種という壁を崩せずにいるアメリカの歴史、さらに、人種だけでない様々な壁を築いている今の世界と私達を向き合わせてくれるのです。

50年間封印されていた音楽フェスの頂点がついに解禁!
音楽が世界を変える!目撃せよ!!

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中

公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/summerofsoul.html

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

 

 

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    パーソナリティ
    • ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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