ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.07.25

サンデー早起キネマ『イン・ザ・ハイツ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
7/25は、3つの国から届いた決断の物語、3本をご紹介。

3本目はアメリカです。
最高に愉快で楽しく勇気をもらえるミュージカル映画
『イン・ザ・ハイツ』

もともとはブロードウェイで上演されていた人気のミュージカルで、作品賞などトニー賞4冠、そして、グラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した作品が、ついに映画化されました。
歌手のアリアナ・グランデは、この作品を「美しく完璧」と讃え、ヒュー・ジャックマンは「圧倒された、演技もダンスも音楽も演出も驚くほど素晴らしい」と大絶賛。
すでにアカデミー賞有力候補という評判もあるほど、大注目の作品です。

舞台は、ニューヨーク市マンハッタンの最北にある居住区ワシントン・ハイツ。
祖国を遠く離れ多種多様な人々が住む移民の街には、道端のラジカセや誰かの部屋の窓と、いつもどこからか音楽が流れてきます。
ここで育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーの4人の若者たちは、つまずきながらも夢に踏み出そうとしていました。
そんなある日、住民たちに、住む場所を追われる危機がおとずれます。
これまでにも様々な困難に見舞われてきた彼らは、今回も協力して立ち上がるのですが、突然起きた大停電夜、街の住民たち、そしてウスナビたち4人の運命が、大きく動きだすのです。

逆境に立ち向かう人々と、夢を叶えるために一歩踏みだす若者たち…
何度でも立ち上がる人々を描いたミュージカル仕立てのコミュニティの物語は、私たちに元気と勇気を与えてくれますが、とにかく歌とダンスが最高なんです!

音楽と共生する街というだけあって、常に音楽があります。
それこそ、ホースで水を撒く時の音もリズムを刻んでいますし、街角のかき氷屋さんの声など、街中に音楽が溢れている…というより、まるで街が、ヒップホップ、ラテン、R&B、ポップス、ミュージカルナンバーとあらゆるジャンルの音楽でできているかのようです。
人々の服装や家やお店や街のすべての色もカラフルで楽しくなってきます。
540人のダンサーが歌って踊る圧巻のシーンは必見です!

移民の問題をはじめ、多様性をどう受け入れるのかということは、全世界に共通しています。
異国が舞台のこの作品、でも、自分たちとの違いより、共通点をみいだせるかもしれません。
全編に前向きなエネルギーがあふれている『イン・ザ・ハイツ』。
素晴らしい音楽とダンス心の中で一緒に歌って踊って、スカッとした気分で暑い夏を乗り切れそうです。

『イン・ザ・ハイツ』

7月30日(金) 全国ロードショー!

公式サイト:映画『イン・ザ・ハイツ』| 2021年7月30日(金)公開 (warnerbros.co.jp)

■監督:ジョン・M・チュウ
■製作:リン=マニュエル・ミランダ
■出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ
■全米公開:2021年6月11日  
■原題:In the Heights   
■製作国:アメリカ
■配給:ワーナー・ブラザース映画
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#インザハイツ

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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