ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.06.20

サンデー早起キネマ『1秒先の彼女』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/20は、今まで見たことのない新しい景色を見る女性が主人公の作品を3本をご紹介しました。

3本目は、台湾から届いたとってもキュートでロマンチックなラブストーリー
『1秒先の彼女』

 

郵便局の窓口で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。
何をするにも人より“ワンテンポ早い”彼女は、かけっこではフライング!合唱の歌い出しも、映画を観て笑うタイミングも人より早く、写真撮影では必ず目をつむってしまいます。

ある日、偶然出会ったハンサムなダンス講師と仲良くなり、バレンタインにデートの約束をします。当日、デートに出かけたはずなのに、目覚めるとなぜか次の日になっていました。
むむ?バレンタインデーが消えてしまった?
しかもなぜか顔も腕も真っ赤に日焼けしています!
その秘密のカギを握るのは写真屋さんのウィンドウに飾ってあった海辺の写真。
「なぜか、目がちゃんと開いている見覚えのない自分」が映っています。

毎日郵便局に手紙を出しにやってくる“変人”、シャオチーとは反対に、常に“ワンテンポ遅い”バスの運転手グアタイが、写真屋さんにフィルムの現像を頼んだというのです。
シャオチーはその写真を手掛かりに、消えた1日を探す旅に出ます。
その旅を通して彼女は、私書箱のカギ、失踪した父との思い出、幼少期のある約束…慌ただしく生きる中でいつの間にか失くしてしまった大切なものに気づいていきます。
そして、シャオチーがその先に見つけたものとは?

こんなラブストーリーは初めてです!消えた1日ってどういうこと?
2人の間のちょっとのタイムラグ=時差から生まれるかつてない物語。
前半で提示された疑問が、後半、面白いようにどんどん回収されて、パズルのピースがピタッと合うようにとっても気持ちよくスカッとします。
「人よりワンテンポ早い彼女の消えたバレンタインデーを巡る物語」と「人よりワンテンポ遅い彼のもうひとつの物語」。
二つの物語が重なり合った時、誰も見たことがない最高の奇跡が待っているのです。
ファンタジックで胸キュン、時には笑い、時には涙します。
何より2人がとっても可愛いんですよ~。エンディングは、可愛すぎて私も一緒に泣いちゃいました。
「愛はゆっくりやってくる」…ハズ!急がなくても、このままでいいんだと安心させてくれます。

『1秒先の彼女』

6月25日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

公式サイト:http://bitters.co.jp/ichi-kano/

第 57 回台湾アカデミー賞(金馬奨)最多 5 部門受賞
(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)
監督・脚本:チェン・ユーシュン(『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』)
出演:リウ・グァンティン、リー・ペイユー、ダンカン・チョウ、ヘイ・ジャアジャア
エグゼクティブ・プロデューサー:イェ・ルーフェン、リー・リエ
2020 年/台湾/カラー/119 分/中国語/シネスコ/
英題:My Missing Valentine /原題:消失的情人節
配給:ビターズ・エンド
ⒸMandarinVision Co, Ltd

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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