サンデー早起キネマ『カムバック・トゥ・ハリウッド』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/6は、コロナ禍の今だからこそご覧頂きたい、元気が出たり希望が持てる3本をご紹介しました。

2本目は、ゲラゲラ大爆笑でコロナ禍の憂鬱も吹き飛ぶこの作品。
アカデミー賞に輝くハリウッドの三大レジェンドが大暴れ！
『カムバック・トゥ・ハリウッド』

舞台は1970年代のハリウッド。
B級映画プロデューサーのマックスは、新作映画が大コケし、極悪ギャングのレジーに借りたお金が返せず大ピンチ。
窮地の中でとんでもないアイディアを思いつきます。それは「危険なスタントで撮影中に死亡事故が起きれば、保険金がガッポリ入って大儲け！借金が返せる」というもの。
狙いを定めたのは、老人ホームに入居中の落ちぶれた西部劇スター・デューク。
自殺願望がある彼をなんとか言いくるめて担ぎ出し、撮影が始まります。

でも映画なんてどうでもいいのです。真の目的は、撮影中デュークに死んでもらうこと。
マックスはデュークが乗る馬を暴れさせたり、セットの吊り橋を落とそうと鋸でこっそり切り込みを入れたり、あれやこれやと暗躍しますが、デュークは昔取った杵柄でピンチを嘘のように次々と回避し、撮影は順調に進んでしまいます。しかも日に日に自信を取り戻し、素晴らしいシーンが撮影されて、スタッフの心も一つに。
やがて、業を煮やしたレジーが撮影現場に乗り込んできました。
マックスは？デュークは？映画は？一体どうなってしまうのでしょうか？

勘違いドタバタコントを見ているようで本当に面白いです。さあ、その三大レジェンドとは？
お調子者のマックス役は、ロバート・デ・ニーロ。
自殺願望があるのに意外な活躍を見せる元西部劇スター・デューク役はトミー・リー・ジョーンズ。
さらに映画マニアでマックスを追い回す極悪ギャングのボスには、モーガン・フリーマン。

すごいですよね！この三人が繰り広げるドタバタコント…コントではありませんが、最高なんです。ずっと笑いっぱなし。
平均年齢78歳のおじいちゃんたちがとても可愛いのです。
そして、映画を扱っているだけに、往年の映画へのオマージュに溢れ小ネタも満載。映画ファンも大満足の作品です。
馬のバタースコッチにもご注目を！

殺すと脅されてもめげないデ・ニーロ。殺しても死なないジョーンズ。殺してやると凄みを利かせるフリーマン。
煮ても焼いても食えないおじいちゃんたちのタフさと愛嬌に魅了されるお達者コメディ！
大スクリーンでみんな一緒にゲラゲラしましょう！！
席を立つのは、エンドロールが終わってから。最後まで見逃さないで下さいね。

『カムバック・トゥ・ハリウッド』

6/4 全国ロードショー！

公式サイト：comeback-hollywood.com

ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

サンデー早起キネマ『カムバック・トゥ・ハリウッド』