今週のゲストはフリージャーナリストの長谷川幸洋さん。先ほど発売された新刊のお話からジャーナリストとして大切にされていることや2019年の展望などについてお話を伺いました。

2019年を見通す新刊を発売！

東島：長谷川幸洋さんのプロフィールをご紹介します。長谷川さんは1953年生まれ。千葉県のご出身です。慶應義塾大学経済学部を卒業され、中日新聞社に入社。東京新聞経済部へ異動され、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で国際公共政策修士をおとりになり、要職を歴任され論説委員に。去年3月に定年退職されて現在、フリーのジャーナリストとしてご活躍です。愛妻家でスキーの腕前はプロ級だとか。

長谷川：スキーはプロ級とはとても言えず、一応指導員免許は持っているんですけれども。
須田：加えて言っておくと「愛妻家」とも言える？

長谷川：いやーそこは一番正しいと思いますね（笑）。

東島：ステキですねー。

須田：いやーほんとかなぁ（笑）。ともかく今日は政治から経済まで幅広い解説と論評で本当に日本のメディアでは定評のあるジャーナリストの長谷川幸洋さんに色々とお話を伺っていきたいと思います。
早速ですが、今、手元にあるのですが2019年を見通す本を出されたということなのでそれを紹介していただきたいのですが・・

東島：『明日の日本を予測する技術 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える！』というタイトルなんですね。

須田：この本を読めば予測できるんですか？

長谷川：予測できると思いますよ。

須田：拝見させていただいたのですが、意外とハウツー本っぽく作っていますよね。

長谷川：ハウツー本の体裁で、中身は政治関係、国際関係を開設したという本ですね。

須田：でもそういった点で言うと、第一線のジャーナリストってこういう風に情報分析していくのかというのを手の内を晒しちゃったように思えるのですが。

長谷川：まぁでも、こういう風に見ているジャーナリストって私の知る限りではほとんどいないですね。

…

「ジャーナリスト」と「評論家」の違いとは？

須田：長谷川さんや私たちのような仕事をしている人たちは色々いますが肩書きの違いがあるのわかる？長谷川さんの場合はジャーナリスト、僕もジャーナリストなんですが、それと経済評論家や政治評論家のように「評論家」と言われている人たちがいるじゃないですか。その違いって何だかわかる？

東島：えーなんでしょう。明確なはっきりとした違いがあるわけですよね？

須田：そういった点で言うと、私たちは「取材」ということをベースにしますよね。

長谷川：「事実関係がどうなっているか」ということが取材そのものなんですけど、「評論する」というのは、それよりも自分のポジションが先にあって、それで物事を語るという、そういう違いかな。

須田：加えて、新聞記者でも長谷川さんのように論説委員だとかデスク以上になってしまうとほとんど取材源・情報源にあたらなくなりますよね。

長谷川：そうね（笑）。

須田：そういった状況で、今でもそうなんだけれどもきちんと情報源にあたっておられるというのは結構大変なことでありすごいことですよね。そこはこだわりですか？

長谷川：こだわりというか、何から何まで１から１０まで聞いているということではなくて、本当にここはどっちなのかなという時には確認するという作業はしますね。でも、スパイなんかの世界でも一緒だと思うけど、今、世界の秘密情報ってすごく少ないんですよ。９５％ぐらいは実は公開されていて、それをどうやって読み解くかっていうそういう競争なんですよね。スパイとか情報分析の人たちの世界っていうのは。だからジャーナリストもそういう作業を経て、その上で本当の権力者に聞く。

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その他にも今の新聞記者に物申したいこと、長谷川さんの考える2019年の位置づけなどについてお話を伺いました。続きはぜひYouTubeでお聞きください。

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