初実況から7年…大泉健斗アナ「デビューの時の音源を聴き直したりして、初心を忘れないように」

初実況した時のニッポン放送・大泉健斗アナウンサー(本人提供)
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルームのテーマは“初実況”

「本番直前は心ここにあらずで、人生で一番緊張して、心臓が口から飛び出しそうなくらい緊張しました。実況デビューの前日から当日にかけて、ニッポン放送全体で盛り上げてくれて、私のパネルを作っていただいたりとか、ワイド番組でフレッシュオールスターの中継告知でフレッシュオールスターデビューしますと伝えてくれたり、盛り上げてくださった」。
ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める大泉健斗アナウンサーは、実況デビューした2018年7月12日に弘前市運動公園野球場で行われたフレッシュオールスターゲームの実況を昨日のことのように記憶している。
「中継の1時間前にワイド番組のレポートゾーンで実況直前の意気込みを喋ったんですけど、緊張していて何を話したのかわからないくらいでした。印象に残っている1つのエピソードとしては、あまりにも硬いリポートだったので、当時のプロデューサーから私のレポートを聴いて電話がかかってきました。“緊張して硬くなるのはわかるけど、うまくやろうとするな、こなそうとするな、自分らしく明るくいつも通りに行け”と。“大先輩の師岡アナだって本番直前で手が震えるくらい今でも緊張するんだから、自分らしく明るく楽しくやれ”と言っていただいて、本番前に緊張が若干ほぐれたというのは記憶に残っています」。
初実況するにあたって、しっかりと準備も進めてきた。
「実況デビューに向けて入社してから1年、ZOZOマリン、当時のメットライフドームに行き、大きな声を出して、正確な描写を心がけて、盛り上がるシーンを熱く実況するというのを毎日、毎日宮田アナウンサーをはじめ隣でずっと実況練習をしていましたね。ひたすら実況して、球場で選手に話を聞いてというのを繰り返し、デビューが決まったという形ですね」。
約1年の実況練習を経て、待ちに待った本番。
「始まる前は緊張したんですけど、実況している最中は緊張はなくて、あっという間に終わってしまったなという印象ですね。それまでものすごく実況練習をこなしてきたというのは、そこだけは胸を張れるところでした。打席に立つのと一緒で、打席に入ったら何もかも忘れて、きた球を打ち返す感じ。とにかく何も考えずに目で見たものをすぐに描写として出てきたという感覚。意外とスムーズに喋れました」。
同日、解説を務めたショウアップナイター解説者の野村弘樹さんからの言葉も大泉アナの心の支えになった。
「野村さんはすごく優しくて、2イニング喋ったんですけど、覚えているのが最初のイニングを終えて、自分の中では割と手応えがあったんですね。イニング間、CM中に野村さんが背中をポンっと叩いてくれて、“お前うまいわ!”と言ってくださって、それですごく勇気づけられました。その後も落ち着いてどっしりと初実況なんですけど、緊張感はありながらも落ち着いてできた感覚があります」。
初実況から7年――。昨年はセ・リーグの優勝実況、DeNAの日本シリーズ進出、日本一の瞬間を実況するなど、大事な試合を任されることも出てきた。
「どうしても慣れてしまう部分とかも出てきそうなタイミングではあるんですけど、時折初実況した時の写真を見返したり、実況デビューの時の音源を聴き直したりして、初心を忘れないようにしてと思っています」と大泉アナ。
「取材量は誰にも負けない。どのアナウンサーにも負けないように取り組んでいこうというのは、この2、3年特に意識しています。私も31歳になったので、20代の頃の勢いと明るさではなく、もう1ランク上のレベルにいかなきゃいけないなというのがあります。展開面、解説者とのやり取りをスムーズに、引き出しを増やして深い話を引き出したり、意識してやっていきたいと思います」。
最後にリスナーに向けて、「明るく、楽しく、熱くというのは自分の実況の基本の3本柱として意識していきたいです。その中でも深み、味ってなかなか出てこないと思うんですけど、先輩アナウンサーの実況を聴いて、味、深さが出てくるまで時間がかかるし、まだ出てこないと思いますが、そこにちょっとでも近づいていけるように。努力をして日々を大事にして、わかりやすい実況を届けていきたいと思います」と力強い言葉を残した。“明るく”、“楽しく”、“熱い”実況をリスナーに届けるため、“初心”を忘れず謙虚に日々を過ごしていく。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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