ニッポン放送・煙山光紀アナ、前日から極度の緊張に襲われ「うまくいかなかった」58歳で迎えた初の開幕戦実況はホロ苦い思い出に

ニッポン放送煙山光紀アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム3月のテーマは“開幕”
「この試合が一番印象に残っています」。
ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める煙山光紀アナウンサーは、2021年3月26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 巨人-DeNA』でアナウンサー人生初の開幕戦の実況を務めた。
「前日の夜に突然嫌〜な緊張感に襲われて、実況まで待つ時間がしんどくて、とにかく早く試合が明日始まってくれという、今までにない感じでしたね。開幕戦当日の朝、鯛の尾頭付き?いやいや、そんな事を考える余裕はなかったです(笑)」と振り返る。
煙山アナにとって開幕戦の位置付けは「人それぞれだと思うんですけど、僕の中ではサッカーだったら日本代表のワールドカップの試合、競馬だったらダービー、プロ野球なら開幕戦を実況することが一番の勲章だと思っていました。なので、実況のオファーを受けた時は素直に嬉しかったです」と明かす。
開幕戦に向けて「実況するカードに絞って、巨人DeNA両チームの話題になりそうなエピソードや、記録的なものをひたすら調べました」と準備も万全に整えた。
巨人・菅野智之、DeNA・濵口遥大の先発で始まったこの試合は、序盤から点の取り合いになった。初回に巨人が3点を先制すると、直後の2回にDeNAが2点を返す試合展開。
煙山アナは「僕も緊張していましたし、試合自体も重い展開で、自分の中でテンポもリズムもなかなか出てこなくて、もがいていている感じで苦しかったですね。7回くらいからの試合展開にも助けられて、やっと調子が出てきたという感覚でした」と当時を振り返った。
試合は7-5の9回にDeNAが田中俊太の2点適時打で同点に追いつき、最後は亀井善行の本塁打で巨人がサヨナラ勝ちを収めた。
煙山アナは「ジャイアンツから人的補償でDeNAに移籍した田中選手の6打点というドラマ性と、プロ野球開幕戦史上初めてという代打サヨナラホームランが亀井選手に飛び出すなど、試合に救われたんですけど、自分としてはうまくいかなかったなという思いがあった実況でした」と、58歳で迎えた初のプロ野球開幕戦の実況は自身にとってほろ苦いものになった。
万全だったはずの準備も、「今思えば、プロ野球の開幕日なので、途中経過で他の球場のトピックをもっと盛り込むなど、もっと広い視野で伝えれば良かったなと。ただ、当時の僕は全く余裕がなくて、準備の段階から実況する目の前の試合ばかりに意識が行ってしまった。開幕全体の華やかさを伝える意識で、準備をし、イメージして臨めばよかったなと思います」と反省した。
今年もプロ野球が3月29日に開幕する。煙山アナは「あの時の反省があって、開幕戦に限らず、ラジオナイターの特性は他球場の途中経過をくまなく伝える事にあるという考え方が強くなったかも知れません。ショウアップナイターのアナウンサーは個性豊かなタイプが揃っていると思いますが、煙山の中継を聞いたら、中継カードだけでなく、他の球場の楽しさも伝わってくるし、臨場感も伝わってくるという、ケムケム丼、ケムケム定食(笑)みたいなメニュー感を出していけたらと思います。今シーズンも、その日のプロ野球の雰囲気が、楽しく伝わる実況を目指してマイクに向かいたいと思います」と、リスナーに誓っていた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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