2022年1月3日、10日は 地球温暖化の危機的状況について考えます。認定NPO法人「気候ネットワーク」を2週にわたってご紹介します。

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新年あけましておめでとうございます。

2022年もよろしくお願いします。

さて、2019年末から広がった新型コロナウィルス、2年の時が経る中で、

病床増床、対処療法での対応、ワクチン接種がすすみ、なんとか感染拡大を抑え込もうと世界が必死で取り組んできました。

未知のウィルスとはいえ、感染症の研究が進めば、
インフルエンザのタミフルやリレンザのような治療薬が出てくるのも、もうすぐかもしれません。

ですが、地球規模の問題が起こった場合は、どうなのでしょうか。それは「地球温暖化」の問題です。

それは、世界で起こっている数々の自然災害を見ると理解できるはず…。

このままいくと、2040年代にはアフリカの氷河がすべて消滅するという見通しが

世界気象機関(WMO)で発表されました。

これは「地球環境に対する差し迫った、元に戻すことのできない変化の脅威」と言われています。

アフリカでは気候変動の影響で干ばつや洪水、酷暑といった気象災害が多く発生していますよね。

また、アメリカ南部や中西部で起きた巨大竜巻「スーパーセル」で5州でお亡くなりになった方が100名以上とも。

ケンタッキー州のろうそく工場が跡形もなかった映像がその恐ろしさを物語っています。

これも地球温暖化が要因とも言われています。他にはドイツの洪水やブラジルの100年ぶりの渇水など…

2021年の自然災害は甚大で、恐怖さえ感じました。

もはや地球温暖化はまったなしの状態。

昨年11月に地球温暖化対策を話し合う国際会議「COP26」が

イギリスのグラスコーで開催されましたが、今世紀半ばまでに

温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることなどに、世界各国の思惑もあり、合意には至りませんでした。

最大の原因でもある石炭火力についても「削減」という表現にとどまり、「廃止」には至りませんでした。

気候ネットワーク 国際ディレクターの平田仁子さん

2022年の年初め、やはり地球環境の問題にフォーカスしようと、その分野のスペシャリストをゲストにお招きしました。

1月3日は 気候ネットワークから国際ディレクターで、「環境のノーベル賞」と呼ばれている

「ゴールドマン環境賞」を受賞された 平田仁子さんをお迎えします。

 地球温暖化に関して、どの程度深刻なのか?そして世界はどのような流れになっているのか、

日本の地球温暖化に対しての姿勢や、具体的な取り組み、再生可能エネルギーに変えていくことは、社会の構造を変えていくこと、未来にどうつながるのか?などを伺います。

そして、さらに10日は 気候ネットワークの国内での具体的な取り組みを 気候ネットワーク・上席研究員の豊田陽介さんに伺います。

「脱炭素」を目指すために、全国でどんな地域差が?積極的に取り組んでいる地域はどんなことをしているのか?

上席研究員の豊田陽介さんには、リモートで京都からご出演いただきました。

再生可能エネルギーをいかした地域発電所とは?

「再生可能エネルギーに変えていくことは、社会の構造を変えていくこと」今回、これがキーワードになっていきます。

もし自分の地域でもCO2排出ゼロを目指したい!と思ったら、ぜひ気候ネットワークに相談してみてください。