11月29日のゲストは 赤十字国際委員会 アフガニスタン カンダハル地域事務所副代表の薮崎拡子(ひろこ)さんです。

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さて、2021年も残すところあと、1か月ちょっととなりました。
コロナの一色ではありましたが、
番組では 阿部亮さんがミャンマーで学校建設支援をしていることもあり、2月1日に起きた
ミャンマー国軍によるクーデターで、多くの尊い市民がなくなり、
ミャンマー関係の方々にお話を伺う機会も多かったですね。
(今もまだその状況は続いていますが)
世界は様々な場所で、背景は違えど、デモや、暴動、政変が起こっています。
(この言葉の違いもきちんと理解し、使い分けなければなりませんが…)

そして、今年8月、中東のアフガニスタンで、アメリカ軍が撤退の準備を進める中、
イスラム主義組織 タリバンが、たったの10日間で主要都市と首都をおさえたことで
今後のアフガニスタン タリバンの動向に世界中が注目をしています。
番組では、やはり日本の断片的な報道ではなく、
当時現地にいらした日本人にお話を聞きたいと
29日は、赤十字国際委員会、ICRCのアフガニスタン駐在員として、
2年以上にわたって、現地で活動を続けてきたカンダハル地域事務所
副代表の藪崎拡子さんにお話を伺う機会を頂きました。
藪崎さんは2016年にICRCに入り、ミャンマー、
南スーダンでも活動をされてきたプロフェッショナルです。

 

日本で流れたアフガニスタンの混乱の報道はすべてなのか、

市民の声は?藪崎さんが接したタリバンの印象とは…
そして気になる女性の権利が脅かされるとは…本当にそうなのか、

異文化理解という言葉がありますが、
そもそものアフガニスタンの文化風習、宗教観、
宗教と政治がひとつになっている国とそうじゃない国との人々の思考の違い
すべてにおいて、自分の国の価値基準でとらえてはいけないという、
薮崎さんのお話を聞いてると、そんなことも思えてきます。

国境を越えた国への報道の在り方、センセーショナルな報道で扇動すること、
我々メディアは真摯に考える必要がありそうです。
薮崎さんの真っすぐなメッセージをぜひお聴きください。